FCAジャパンは2月10日、Fiat Professional(フィアット プロフェッショナル)のベストセラー商用車であるDUCATO(デュカト)をキャンピングカーのベース車両として正式導入することを発表した。
今回、新たに構築されるデュカト専用の販売ネットワークは、車両架装を専門とする法人、既存のFCAジャパン並びにグループPSAジャパンの正規ディーラーなどを主な候補として全国から幅広く募集される。未架装のメーカー希望小売価格は4,690,000円(税込)から、デリバリー開始は2022年下半期を予定している。
FCAジャパンは、日本の商用車市場にフィアット プロフェッショナル・デュカトを導入することで、新しいビジネスを開始する。デュカトの販売方法としては主に正規ディーラーから架装業者などへのB-to-B(法人間取引)を想定。FCAジャパンは、既存のディーラー・ネットワークだけでなく、主に全国のキャンピングカー・ビルダー各社など、広くビジネスパートナーとして提携し、正規販売店ネットワークを構築する予定だという。
メインターゲットは、活況を呈するキャンピングカー市場。同時に、デザインを一新したエクステリア、最先端のインテリア、多彩な快適および安全装備により、ヨーロッパと同様、物流や輸送といった多様な商用車セグメントにおいても、大きなメリットを提供するとしている。
日本市場に初導入されるデュカトは、2020年に誕生40周年を迎え、2020年と2021年にはヨーロッパにおける小型商用車のベストセラー・モデルとなった。デュカトの2020年の世界販売台数は約15万台で、2019年に比べて8%増加している。