純粋なイタリアのドルチェヴィータを心ゆくまで堪能できるクルマ
ステランティス傘下のフィアット・ブランドは9月11日、ティヒのステランティス工場で先の9月7日から新型フィアット600eの通常生産が開始されたことを公表した。なお最初に生産された600e は「イタリアの太陽」のオレンジボディの最上位モデルLa Primaバージョンとなった。( 坂上 賢治 )
ちなみに上記のティヒ工場(ポーランド南部シロンスク県のティヒ、1989年の東欧革命を経て産業構造の刷新に取り組む産業都市。ご当地産のティヒビールで知られている)は1975年に、FIAT傘下ブランドとして車両の生産を開始。現在2,000名以上の従業員が3交代制を採用し、従業員の誰もがクルマづくりを心から愉しんでいる。
その歴代の製造車両のポートフォリオには、2023年のジープ アベンジャー、2008年のフィアット500、2004年のフィアット パンダなど、名誉あるヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞したモデルが含まれている。
今日も、車両の生産スタイルはステランティス プロダクション ウェイ システムに基づいて行われる。これにより工場は従業員の全面的な関与により、品質やエネルギー効率を含む活動のあらゆる分野で業務を効果的に消化している。なお1975年の生産開始から2022年12月までに、ティヒ工場では1,080万台という途方もない数字の自動車が生産された。
そんなティヒ工場で新型フィアット600eは、BおよびB-SUVの長所を取り入れ、美しく、楽しく、贅沢なドライビング エクスペリエンスをステアリングを握るドライバーへ提供するべくBセグメントへの回帰を果たした。
これは都市生活を愛する人にとって理想的な車両であり、イタリアならではのライフスタイルと持続可能性を両立させるという新型フィアット600eのブランド価値観を体現しているという。
なお同モデルは優れた電動性能も備えており、WLTP複合サイクルで400km以上、アーバンサイクルで600km以上の電動による航続距離を実現。最先端の安全機能も備えている。
車種ラインナップは、New Fiat 600e La PrimaとNew Fiat (600e) REDのふたつの異なる完全電動バージョンを抱えており、新型Fiat 600eは、環境と社会への配慮を備えた純粋なイタリアのドルチェヴィータ(甘い生活 / 本能のままに自由に遊び暮らすことを指す)を完全に体験できる家族向けのソリューションとなって再登場している。