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2024年11月22日【新型車】

フィアット、500eがLAオートショーで最先端アイコンに

坂上 賢治

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ステランティス傘下のフィアットブランドは11月21日(米国ミシガン州オーバーンヒルズ発)、ロサンゼルスオートショー2024の壇上で〝新型フィアット500e ジョルジオ アルマーニ コレクターズ エディション〟を発表した。

 

イタリアンデザインの粋を体現したフィアット500eジョルジオ アルマーニ コレクターズ エディションは、ジョルジオ アルマーニと伊トリノのチェントロ スティーレ デザインスタジオの感性を持ち寄り、ひとつのアイコンとして結実させたもの。

 

その仕上がりについてフィアット ブランドで北米地域の担当責任者を務めるアーミール アーメド氏は、 「アルマーニの比類ないデザインの影響、2種類の特注カラーの組み合わせ、アルマーニのファッションコレクションに相応しい高級なタッチ、そしてフィアットチェントロスティーレのデザインチームによって注ぎ込まれた匠による職人技が活かされています。

 

そんな500e ジョルジオ アルマーニ コレクターズ エディションは、イタリア人デザイナーによるコラボレーションの成果であり、パリのファッションコレクションに期待されるのと同じ品質へのこだわりをもって作られた車両です。同車は、トリノのフィアットミラフィオーリ工場で生産され、2025年第1四半期に発売される予定です。価格は後日発表されます」と説明した。

 

なお、そのエクステリアとインテリアは、スペシャルシリーズらしいマテリアルを纏っており、例えばエクステリアでは、アルマーニの美学とシームレスに一致する洗練されたモノクロームの外観を実現することに焦点を当てられた。

 

特にエクステリアデザインで最も印象的なのはホイールで、GAのロゴを壮大なスケールで表示するためにカスタムメイドされており、クルマを遠くから眺めても大胆な印象を与えている。

 

エレガントなデザインの基盤となるものは、2つの際立つ色によるもの。 ひとつ目はシグネチャーグリーンで、ジョルジオアルマーニのスタイルと洗練されたテイストを反映したユニークで技術的に高度な色として仕上げられている。2つ目はセラミックグレージュで、グレーとベージュが融合したアルマーニが作成した洗練された色合いを訴求する。

 

対してインテリアは、アルマーニ/カーザとファッション コレクションにインスピレーションを得たもの。シート中央のシェブロンステッチと立体的なパターンは、伝統的な仕立ての技法を彷彿とさせる。

 

またキャビン内に採用された数々の素材は最先端の手法と職人の手法を融合させている。その手触りには絶妙な木目調の外観と高品位ファブリックの柔らかな手触りを提供する各部の仕立てにより表現されている。

 

なお車室内の前席ヘッドレストにはジョルジオ アルマーニのロゴがあしらわれ、ダッシュボード、インテリア ドア パネル、リア ウィンドウにはクリエイターのサインが記されている。

 

ボンネット下には、117馬力、162ポンドフィートのトルクを発生する電気モーターと、レベル 2 (11kW) の充電時間が4.5時間の42kWhバッテリーによって駆動され、0~30 mphを3秒未満で加速し、最大149マイルの航続距離を記録する。

 

急速充電機能も備えており、85kWの急速充電器システムを使用すれば5分の充電時間で最大31マイルの走行が可能。85 kW DC急速充電では、0から80%までの推定充電時間は約35分。レベル 2 (11 kW) 充電ステーションでは、先の通り0 から100% までの推定時間は4.5 時間となる。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。