FCAジャパンは3月4日、取り扱いブランドであるジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオの2021年2月の販売台数が1,876台に達し、輸入車市場全体がマイナス成長だったなか、対前年比9.3%プラスの好業績となり、5か月連続で過去最高記録を更新したと発表した。
ジープは、2月の販売台数が1,093台で対前年比10.6%増となり、過去最高記録を塗り替えている。
2月の好業績は好調が続くジープが支えているという。ラングラーとレネゲードの販売台数が順調に伸張したことに加え、グランドチェロキー10周年を記念した特別モデル「WK 10th Anniversary Edition」とジープ80周年記念限定車「80th Anniversary Edition」が導入され、全体的に販売を押し上げた。
フィアットに関しては、引き続き500シリーズの安定した人気ベストセラーが順調に販売を伸ばした。アバルトは、595 Monster Energy Yamahaという3つの個性あるブランドのドリーム・コラボレーションモデルが人気を博し、販売を後押し。アルファロメオでは、昨年後半に装備が充実されたジュリアとステルヴィオに加え、最終限定車が発表されたジュリエッタが店頭に来店客を呼び込んだとしている。
FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムは、2月の好業績について次のようにコメントしている。「FCAジャパンの個性あふれるブランドへの高い関心のおかげで、全ブランドにおいて販売店への来場数は平均して約20%増となりました。特に、2月最終週の来店客は全ブランドで通常を大きく上回り、ジープの受注は過去最高の473件、アルファロメオも2018年のジュリア導入以来の高い水準で、全ブランド合計では757件となり、週別の受注台数では過去最高を更新しました。また、12年間空白エリアだった長崎に2月26日グランドオープンしたジープ長崎では、264組のお客様の来場により、オープニングフェアの3日間だけで12件の受注を達成しました。これらは上半期の最販月である3月に登録となる受注ですので、3月の販売にも大いに期待が持てます。」