FCAジャパンは5月11日、同社が取り扱うジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオの4ブランド合計の4月の販売台数が1,743台となり、前年から69%増加したと発表した。

これは、49％の伸びに復調した輸入車市場をさらに20%上回る好業績で、その結果、輸入車市場でのシェアは10.6％と躍進。4月はジープとフィアットが共に過去最高販売を更新、他2ブランドも好調を維持したことで、FCAジャパン全体も過去最高を更新し、2020年10月からの更新記録を7か月連続に伸ばしている。

アルファロメオは、昨年導入した新グレードが引き続き好調で、昨年と比較して2.2倍の販売となった。ジープでは「レネゲード80周年特別限定車」が販売を押し上げ、フィアットでは安定した人気の500シリーズ限定車「500 / 500C Eleganza」に加え、限定車「Panda Cross 4X4」が導入され、販売を後押しした。アバルトでは、「Make Your Scorpion」プログラムが導入され、新色マットブルーが595シリーズに期間限定で設定されたことで、昨年より1.5倍多い来店数を記録している。

FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムは、4月の好業績について次のようにコメントした。「今年は単月で2度も10％を超える市場シェアを獲得してきましたが、4月はそれを上回る結果で、今年最高でした。全ブランドにおいて市場を大きく上回る伸びを記録し、第2四半期をこのような素晴らしい形でスタートできたことを嬉しく思います。この勢いが止まる理由は見当たりませんので、5月にも期待しています。」