FCAジャパンは、Jeep(ジープ)ブランドのコンパクトSUV「Compass(コンパス)」をフルモデルチェンジし、12月2日(土)より全国のジープ正規ディーラーにて販売する。(坂上 賢治)
ジープ・コンパスは、世界的に競争の激しいコンパクトSUV市場に属するモデルとなる。この市場は、初代コンパスが登場した2012年3月時点よりさらに拡大しており、消費者ニーズも多様化している。
そこで2代目となるコンパスは、ジープ伝統の優れた走破性を維持しながら、デザイン、機能、快適性、安全性など全方位において進化させることで、幅広い層のニーズに応えられるクルマへと進化させた。
日本に導入されるのは、Sport、Longitude、Limited の3グレード。全車が2.4l直列4気筒マルチエアエンジンを搭載し、最高出力175ps、最大トルク23.4kg・mを発生。
トランスミッションは、前輪駆動となるSportとLongitudeが6速オートマチックを、ジープ・アクティブドライブ4×4システムを搭載するLimitedは9速オートマチックを搭載した。燃費はSTART&STOPシステムを搭載したSportおよびLongitudeでは11.9km/L(JC08モード)を達成した。
エクステリアは、フラッグシップモデルであるグランドチェロキーのデザインDNAを受け継いだもの。新たなアレンジを加えた7スロットグリルをはじめ、クラブシェルタイプのエンジンフード、台形のホイールアーチなどジープ伝統のデザイン要素も備えている。またLongitudeではブラックペイントルーフを採用。ボディは従来モデルに比べ全長が75mm短縮され、都市部での取り回しにも配慮したサイズとなっている。
インテリアは、ダッシュボード中央に第4世代目となる「Uconnectシステム」を配置。この新システムは、画面の視認性や操作性を向上させたほか、Sportに搭載の7インチタッチパネルモニター付ラジオ、LongitudeとLimitedに搭載される8.4インチオーディオナビゲーションシステム共にApple CarPlayおよびGoogle Android Autoに対応している。
センターコンソールには電子制御パーキングブレーキやSTART&STOPシステムのメインスイッチ(SportおよびLongitude)、メディア充電・接続ポートなどを配置。シートやドアトリムにはステッチをあしらった。なおLimitedではBeats Audioプレミアムサウンドシステムを搭載している。
安全装備については、各種エアバッグやエレクトロニック・スタビリティ・コントロール、トラクションコントロール、リアパークアシストを全車に標準装備。Limitedではさらにクラッシュミティゲーション付前面衝突警報、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、ParkSenseフロント・リアパークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラなど先進安全装備が搭載されている。
なお新型コンパスの発売を記念し、導入時限定の「ローンチエディション」を設定した。この限定車はLimitedをベースに、通常はメーカーオプション扱いとなるラグジュアリーパッケージ(デュアルペインパノラミックサンルーフ、パワーリフトゲート)を標準装備し、さらにパールコート塗装を施したエクステリアカラーの組み合わせで通常270,000円分のアイテムを装備しながら、価格をベース車の100,000円高の4,290,000円に抑えた。ボディカラーは、ブリリアントブラッククリスタル(50台)とヴォーカルホワイト(50台)の2色から選択可能だ。
ジープ・コンパス車両価格(税込)
Sport:3,230,000円
Longitude:3,510,000円
Limited:4,190,000円
ボディサイズ:4,400×1,810×1,640mm
ホイールベース:2,635mm
車両重量:
SportとLongitudeは、1,490kg
Limitedは、1,600kg(サンルーフ付 1,630kg)
乗車定員:5名
ステアリング位置:右
エンジン:直列4気筒 マルチエア 16バルブ
総排気量:2,359cc
最高出力(kW/rpm):129(175ps)/6,400(ECE)
最大トルク(Nm/rpm):229(23.4kg・m)/3,900(ECE)
トランスミッション:
SportとLongitudeは、電子制御式6速オートマチック
Limitedは、電子制御式9速オートマチック
駆動方式:
SportとLongitudeは、前2輪駆動
Limitedは、4輪駆動(オンデマンド方式)
JC08モード燃料消費率*:
SportとLongitudeは、11.9km/l
Limitedは、9.6km/l
*国土交通省審査値