操る楽しみを妥協しないクルマに仕立て上げ、走りに拘るドライビングSUVを目指した
なお同社によるとこの新型ステルヴィオは、優れたスポーツ性能を誇る生粋のアルファロメオであると云う。
実際、2017年9月にニュルブルクリンク北コースにおいてステルヴィオ・クアドリフォリオが7分51秒7のラップタイムを記録し、量産SUV最速の座に輝いたとしている。
この走行性能の裏付けとなったのは、ジュリアから受け継いだアーキテクチャーと基本コンポーネントにある。
ステルヴィオは、2016年にニュルブルクリンク北コースで市販4ドアセダン世界最速の称号を獲得したジュリアから、パワートレインをはじめ、カーボンプロペラシャフトやアルミニウムを多用したALFATM LINK(アルファ・リンク)サスペンションを含むアーキテクチャーが引き継がれている。
ジュリア譲りのアーキテクチャーを組み込み、スポーツ性能を備えたドライビングSUVとした
またファースト・エディションに搭載されるエンジンは、アルミ製ブロックを持つ2ℓ直列4気筒ターボユニットとなっている。
ジュリア・ヴェローチェと共通のこのエンジンは、最高出力280ps、最大トルク400Nmを発生し、これにZF製の8速オートマチックトランスミッションを組み合わせた。0-100km/hの到達タイムは5.7秒となっている。
シャシーコンポーネントと同じくドライブトレインにも、アルファロメオ自製の4WDシステム「Alfa Romeo Q4」を採用した。この4輪駆動システムは、走行状況に応じて前車軸に最大60%、後車軸に100%を上限に迅速なトルク伝達を行う可変トルク配分機構により、ドライバーが意図するラインをトレースすることが出来ると云う。