極東開発工業は5月25日、新型「テレスコ式土砂ダンプトレーラ (GVW36t)」を、2021年5月31日より発売すると発表した。
新機種は、ダンプ機構にテレスコ式シリンダを採用し重量バランスを最適化させたほか、耐摩耗鋼板(HARDOX)を使用した曲げ構造のボデー形状による大幅な軽量化と、強度を保ちながらもスチフナ(補強柱)レスとした。また、足回りにはエアサスペンションとリフトアクスルを採用し、ランニングコストの低減を図っている。
同社は、土砂の大量輸送と、輸送経済性の確保という近年高まっているそれぞれのニーズを両立させた、新しいダンプトレーラだとしている。
新型「テレスコ式土砂ダンプトレーラ (GVW36t)」の特徴
1.テレスコ式シリンダを採用
テレスコ式シリンダを採用することにより、ダンプ機構の軽量化と重量バランスの最適化を実現し、高い積載性による大量輸送を可能にした。
2.耐摩耗鋼板(HARDOX)を採用した曲げ構造ボデー
ボデー材質に、高い硬度と靭性で多くの実績を誇る耐摩耗鋼板「HARDOX」を使用し、さらに曲げ構造のボデー形状とした。これにより、強度を保ちながらもスチフナ(補強柱)レスとするなど補強を減らし、大幅な軽量化を可能としたほか、美観に溶け込むすっきりかつシンプルなデザインも併せて実現した。
3.エアサスペンションとリフトアクスルを採用
エアサスペンション機構により3軸の前2軸のリフトアップを可能にした。これにより片路空荷輸送時の1軸走行を可能にし、高速料金のコスト軽減や、タイヤの摩耗減少によるランニングコストを軽減する。
4.ダンプ横転警告システムを新たにオプション設定
ダンプ角と傾斜角の状態を検知し、危険状態を判定した際にキャブ内のモニタに警告表示を行う「ダンプ横転警告システム」を新たにオプション設定し、安全性を向上した。
5.販売価格
1,715万円(希望小売価格、消費税抜き、トラクタ別)
6.販売目標台数
20台 (年間)