極東開発工業は11月18日、ごみ収集車安全支援システム「KIES®(キース)」装着のごみ収集車31台を、埼玉県深谷市向けに納入したことを発表した。
安全支援システム「KIES(Kyokuto Intelligent Eye System)」は、同社が2020年8月に発売した、ごみ収集車による作業時における積込装置への巻き込まれなどの重大事故を予防する、安全支援システム。
高性能専用カメラ(バックアイカメラ兼用)と、独自のAI画像認識技術により「人」を高精度で検知することを可能とし、収集作業時の危険を察知して積込装置を自動停止させることで、作業性を損ねることなく、従来から大きな課題となっていた収集作業時の安全性をより高度に確保する。またシステムは、毎日の作業を支え、市民のインフラと安全を高い技術と発想で守ることを可能とした優れたデザインとして、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞している。
なお、深谷市へ納入する車両にはシステムの装着のほか、外観には深谷市のイメージキャラクターである「ふっかちゃん」と、2024 年より新一万円札の顔となる同市出身の「渋沢栄一翁」をラッピングしている。