国土交通省は5月17日、国土交通データプラットフォーム上で、直轄工事について、新たに平成30年度発注工事のBIM/CIMデータと3次元点群データの表示・検索・ダウンロードが可能となったことを発表した。
また、地方公共団体工事について、新たに約200件の電子納品データ(My CityConstructionのデータ)と連携するなど、各種データの拡充を行なったとしている。
国土交通データプラットフォームは、国土に関するデータ、経済活動に関するデータ及び自然現象に関するデータを検索、表示、ダウンロードすることができるプラットフォーム。国土交通省と民間等のデータによるデジタルツインの実現を目指している。
今回の追加・更新データ
1.直轄工事のデータ
・BIM/CIM データ(10 件)、3 次元点群データ(約570件)等(電子納品保管管理システム)【更新】
2.地方公共団体工事のデータ
・電子納品データ(My City Construction)(約200件)【追加】
3.その他のデータ
・鉛直積算雨水量等(情報通信研究機構・防災科学技術研究所→SIP4D 経由)【追加】
・災害情報(統合災害情報システム(DiMAPS))【追加】 ※
・雨量観測所、水位流量観測所位置データ(水文水質データベース)【追加】 ※
・インフラ維持管理データ(社会資本情報プラットフォーム)【更新】
・気象観測データ降水量の日合計等(気象データ)【更新】
情報発信機能の更新
産学官によるデータモデルやデータを活用した事例として、2例新たにショーケースとして表示。
・3次元点群データと台帳データとの連携モデル
3次元点群データと道路上の施設台帳データとをジオタグ手法 で連携させて同一プラットフォーム上で閲覧できる。
・デジタル道路地図データベース(DRM-DB)
通行規制、路上工事、事故、渋滞、災害等 の道路交通関連情報を道路管理者等と道路の利用者がやりとりするために、官民が共通で 利用する位置IDを関連付けた基盤インフラとなるデジタル道路地図。