ETAS(イータス)は、10月5日、車載組み込みシステム開発に関するトレンドや手法、最新技術などについて情報交換を促すためのフォーラム、「車載制御・組み込みシステム開発シンポジウム2018(ETASシンポジウム)」を東京都品川区の東京コンファレンスセンター・品川で開催した。
独・ボッシュグループ傘下で、2018年で創立20周年を迎えるETASは、自動車産業関連の組み込みシステム開発に向けた様々なソリューションを提供する企業。今回のフォーラムは、その日本法人であるイータス株式会社の主催で開催された。
開催の主な趣旨は次の通り。
現在、自動車産業に押し寄せているパワートレインの電動化やコネクティッド化、自動運化といった大きな波(トレンド)により、自動車開発はますます複雑化。クルマに搭載する様々な機能がソフトウェア化し、規模の増大と複雑化が加速し続けている。そして、そのような状況下で、近年の自動車開発にとってより重要となってきているのが、組み込み技術やソフトウェア開発技術、強力な開発環境だといえる。
そこで、今回のフォーラムでは、今まさに開発現場が抱える課題に対応するための開発プロセスや手法、ソリューションについて、業界を代表する有識者等による講演を実施。加えて、モデルベース開発等の効率化を積極的に推進している企業各社を呼び情報交換・懇親を促し、車載制御・組み込みシステム技術についてあまねく議論する場を提供するというものだ。