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2024年11月1日【カーリース】

距離で支払うカーリース「エンキロ」、輸入中古車の提供開始

坂上 賢治

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走行距離と連動するマイカーリース「エンキロ」は11月1日か、輸入中古車のリース提供を開始した。

 

エンキロによると、昨年9月1日にサービス提供を開始して以降、「比較的リセールバリューが高い輸入車を、よりお得に乗りたい」との要望が多く寄せられたという。そこで、ディーラーとの連携を介して新車に比べ、リーズナブルに利用可能な輸入中古車の提供を始動させた。

 

 

当該サービスの特徴は、まず第一に対象車を「初年度登録から3年以内」「走行距離3万キロ以内」「修復歴無し」の厳選した高品質な輸入車のみを取り扱うこと。第二に、取り扱う輸入中古車は、取扱いプブランド毎に異なるものの、初年度の年式登録より5年まだは3年間の新車保証が継続されること。第三に契約期間としては、2年・3年・4年から選択できるようにすることなどがある。

 

ブランドごとの車両保証について

新車保証の詳細と契約期間について

その他は既存のエンキロに準じる。そもそもエンキロはユーザーが利用するクルマをリースで契約。月額固定基本料金と、走行距離1kmあたりの距離料金で支払うマイカーリースサービスとなっている。

 

対して一般的なマイカーリースでは、契約期間中の最大走行距離が設定されており、その平均的な設定走行距離は月間1,000km~1,500km。しかし一般社団法人日本自動車工業会の調査によると一般ドライバーの月間走行距離の平均は370kmとなっていることから、エンキロでは平日はクルマを使用せず、休日利用が中心という方週末ドライバーに適したプランとした。

 

 

つまりエンキロの場合、割安な月額基本料金と共に走行距離に応じた加算支払いが可能なため、国内では比較的多い車両の週末利用や、比較的短距離の移動が多いカーユーザーの場合はリーズナブルにマイカーが利用できる。その独自のコンセプトが評価され、2024年10月にはグッドデザイン賞を受賞している。

 

 

会社概要
商号 : DRD4株式会社
代表者: 代表取締役 瀨川 慶一
所在地: 東京都渋谷区恵比寿西一丁目33番6号1階
設立: 2022年5月
資本金: 2億3,999万9,925円(資本準備金を含む)
事業内容 : エンキロの開発・運営・自動車販売・ファイナンスのDX事業

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。