エネオス(ENEOS)は6月8日、電動車両(EV、 PHV/※1)事業の検討・展開を加速するため、新規事業デザイン部および電気ガス販売部の一部事業を移管し、「EV事業推進部」を7月1日付で設置すると発表した。
グループの2040年長期ビジョンで、次世代型エネルギー供給・地域サービスの展開を事業戦略として掲げるエネオスでは、燃料油に加えて電気・ガス・水素といったエネルギーも幅広く供給すると共に、全国のサービスステーション(以下、SS)において、モビリティ関連や生活関連のサービスをトータルで提供する「ENEOSプラットフォーム(全体イメージ:タイトル画像参照)」の構築を目指している。
その一環として、電動車両が広く普及する社会を見据え、SSを中心とした電動車両の充電ネットワークの拡充をはじめとした関連事業の検討を開始しているが、今回、電動車両に関する検討を集中的に行い、事業の展開を強力に推進する専門組織を設置する。
今後エネオスは、このEV事業推進部の主導により、全国約13,000ヶ所のSSネットワークを活かした経路充電(移動経路における充電)事業に加え、「ENEOSでんき」と連携した基礎充電(自宅等での充電)向けのサービス、さらに電動車両のリースやシェア・メンテナンスなどの関連サービスの展開を検討していくとしている。
※1)PHV:プラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Vehicle)。
[新組織の概要]
– 名称:EV事業推進部
(新規事業デザイン部および電気ガス販売部の一部事業を移管し設置)
– 設置時期:2021年7月1日付
– 新組織の役割:
・電動車両に関連した事業戦略の検討。
・経路充電・基礎充電ビジネスの方針・計画の立案。
・EVカーシェア、カーリースおよびメンテナンス等の事業開発。
・経路充電ビジネスに関する関連システム・充電施設の開発・管理。
・基礎充電ビジネスに関する新サービスの開発・運用。