そして当社が独自に開発・理論付けているガーディアンシステムに代表される高度安全運転支援機能を融合させ、より安全、かつ高品質で低コストの自動運転ライドシェア車両の実用化を目指すものです。
新会社による次世代自動運転キットの共同開発は、その実現を大きく加速させるでしょう。トヨタは今後も安全で安心なモビリティー社会の実現に取り組んでいきます」と話している。
さらにデンソーの取締役副社長である若林宏之氏は「自動運転開発における大きな課題のひとつが、いかにハードウェアとソフトウェアを量産車両へ搭載するかです。
デンソーはグローバル自動車部品サプライヤーとして、将来の交通手段を変革することが期待される自動運転のハードウェア開発に於いて新会社への参画を通じて、Uber-ATGとトヨタと協業できることを大変嬉しく思います」とコメントした。
最後にトヨタとの共同事業「MONET」を筆頭に孫正義氏独自の群戦略をプロジェクトの背景に敷いていきたソフトバンク傘下のSVF・CEOのラジーブ・ミスラ氏は「Uber-ATGチームによる自動運転ライドシェア技術開発は着実に大きな進化を遂げています。
ハードウェアとソフトウェアの統合的なプラットフォーム、世界最大のライドシェアネットワーク、そしてトヨタとの協業により、自動運転ライドシェアサービスを大規模に展開する体制が整えられたと考えています」と結んでいる。
なお、今投資の実行は2019年第3四半期(暦年)を目途に完了させる予定であるという。ちなみにトヨタグループとソフトバンクグループは同投資と計画の実行に伴いATGへ取締役を1人ずつ派遣する予定だ。