スズキは１２月１日、四輪車の純正部品・用品の供給拠点となる広域部品センター「スズキ部品センター苫小牧」を新設し、同日より稼働を開始。併せて、四輪車の納車整備を行なう「スズキ納整センター苫小牧」を同建物内に移転し、12月12日より稼働すると発表した。

スズキ部品センターは、現在全国に6カ所（スズキ部品センター苫小牧含む）ある広域部品センター（スズキが管理・運営）。即納性の強化により、顧客満足度の向上、代理店・販売店でのサービス業務を効率化することを目的に、各都道府県の代理店・販売店へ素早く四輪車の純正部品・用品を供給している。

今回スズキは、フェリー港がある北海道物流の要所・苫小牧での広域部品センター新設により、道内の効率的な輸送を実現。また、部品工場（静岡県湖西市）から苫小牧への輸送距離の約8割を海上輸送とすることで、モーダルシフトによるCO2削減にも貢献していきたいとしている。

一方、スズキ部品センター苫小牧の新設に伴い、同建物内に移転する「スズキ納整センター苫小牧」は、スズキの国内子会社“スズキ納整センター”が運営する施設（現在全国に11拠点）。納車整備コストの削減・品質向上や、拠点間の物流コスト削減、拠点の車両保管場所の有効利用など目的に、四輪車の新車納車整備を一括して実施している。

スズキ納整センターは、「スズキ納整センター苫小牧」の移転により、納車整備能力および保管能力を増強し、業務効率の向上を図るとしている。