三菱自動車工業は8月25日、滋賀県湖南市、滋賀三菱自動車販売と災害時協力協定を締結した。
三菱自動車では、2022年度までに全国の自治体と災害時協力協定の締結を目指す「DENDOコミュニティサポートプログラム」を推進しており、湖南市は64例目。
協定は、災害発生時に改めて自治体と必要事項を確認する時間的ロスをなくし、給電等に活用できるプラグインハイブリッド電気自動車「アウトランダーPHEV」などの電動車を速やかに被災地・避難所等へ届けるというもの。
湖南市には、国内外の完成車工場にエンジンを供給する1979年操業の京都製作所滋賀工場があることから、三菱自動車はこの協定締結を機に、災害時協力体制についても一層強化していく。
同日行われた締結式で、三菱自動車CEOの加藤氏は、以下のように話している。
「当社の主力車種である『アウトランダーPHEV』も滋賀工場で生産したエンジンを搭載しています。当社製品が少しでもお役に立ち、自然災害などによる社会不安を和らげ、地域の皆様の安全・安心に寄与できることは三菱自動車の強い願いです」。
三菱自動車は、今後も全国の自治体と足並みを揃えながら、電動車の理解促進・普及や災害時の支援体制強化に向けた取り組みを進めていくとしている。