デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)は11月13日、Envoy Technologies(本社:米国 カリフォルニア州、社長:Aric Ohana、以下 Envoy)に出資を行なったことを発表した。デンソーは、異業種の知見を取り入れることで、モビリティ・アズ・ア・サービス(以下、MaaS)領域での新たなビジネスモデル創出を目指す。
Envoyは、マンション、オフィス、ホテル、商業施設向けに、居住者や施設利用者専用のEVカーシェアサービスを北米で展開しているスタートアップ企業。不動産業界出身である創業者の知見を生かし、ユーザーのニーズを正確に捉えたサービスを構築することを得意とし、不動産の価値をモビリティで向上する新たなビジネスモデルを有している。
出資を通じてデンソーは、EVカーシェアサービスに必要なクルマの要件や機能の把握とともに、不動産とデンソーのモビリティ領域での知見を紐づけた新しいビジネスモデルの構築を目指している。
デンソーは、より快適なモビリティ社会の実現に向け、MaaS領域においては、国内外の戦略的パートナーシップを積極的に進めることで、サービス事業者のニーズや課題を把握し、市場ニーズに基づいた事業開発を推進している。これまでにも、世界初の本格的なMaaSサービスWhim※を開発するMaaS Global(本社:フィンランド)やマイクロモビリティシェアサービスを提供する Bond Mobility(本社:米国、ヨーロッパでサービス展開中)などにも出資し、技術やサービス開発に取り組んできた。今後も、安心・安全で便利な移動手段の提供を目指し、国内外の仲間作りに積極的に取り組みで、MaaSの実現を目指すという。
※ Whim(ウィム):バス、タクシー、自転車・カーシェアなどさまざまな交通手段を組み合わせ最適な移動体験を提供するアプリ
https://whimapp.com/jp/package/coming-to-japan/
■Envoy概要
– 社名:Envoy Technologies, Inc. (エンヴォイ テクノロジーズ)
– 会社設立年:2017年
– 所在地:アメリカ カリフォルニア州
– 社長:Aric Ohana
– 事業内容:コミュニティ向け EV カーシェアサービスの提供