三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、7月27日、ダイムラー・トラック・アジア台湾(DTAT)が1万台目のFUSOブランドのトラックを納車したと発表した。
7月25日の納車に際し、台湾・桃園市にて、1万台目の納入先である國普混凝土(Guo Pu Concrete Industry)で記念式典を開催。DTATでは、出荷5千台ごとに「幸運なお客様」を招いて記念式典を開催していると云う。
DTAT社のジョー・ウォンCEOは、この式典に際して以下のようにコメントしている。
「台湾は私たちが初めて参入した国際市場の1つです。1958年以来、FUSOブランドは強力なプレゼンスを築き上げながら、DTATの設立を含め、台湾での事業に専心してきました。2017年のDTAT操業開始から1万台目となる車両を大切なお客様に引き渡すことができ、大変うれしく思います」。
台湾でのFUSOブランドの歴史は、1936年に小型バス「B46」での市場参入から始まり、1958年には販売網を構築。それ以後、台湾はインドネシアに次ぐアジア第2位の輸出市場へと成長し、現在、台湾市場での商用車ブランドで25年以上にわたりトップシェアを誇っている。
また、台湾全土に30以上の販売・サービス拠点を展開し、70以上の直販店で車両サービスを提供するなど、その販売・サービスネットワークは、台湾市場の商用車ブランドの中で最も広範なものとなると云う。
DTATは、ディーラーネットワークを今後も拡大し続ける予定で、台湾北部の新竹市や蘆竹区には次世代の工場を建設中だとしている。
DTATは、MFTBCと台湾の商用車販売大手の順益貿易股份(Shung Ye Trading )による合弁会社で、台湾でのFUSO製品の販売活動を統合とカスタマーサービスの向上を目指して2016年7月に設立し、2017年に操業を開始。FUSOブランドを台湾で展開する販売会社。
小型・中型バスに加えて、小型・中型・大型のトラックを含めたFUSO製品全般の独占輸入・卸売を行っている。