三菱ふそうトラック・バス(以下「MFTBC」)は12月10日、ダイムラートラック社がドイツ・フランクフルト証券取引所への上場手続きを、同日付で完了したことを発表した。
ダイムラートラック社は、MFTBCの主要株主で親会社。同社はダイムラー社からの分離により、企業としての独立を果たし、世界最大級の商用車メーカーの株式の直接取引が可能になった。
ダイムラートラック社代表取締役のマーティン・ダウムは、フランクフルト証券取引所で次のように述べた。「今日という日は、ダイムラートラック社にとって歴史的な日です。125年にわたり、私たちのトラックとバスはダイムラーグループの一部でしたが、いま、私たちは上場企業として独立しました。当社の素晴らしくグローバルなチームとともに、企業としてのさらなる成功に向け、独立した企業としてのクリエイティブな機会を活用できることを楽しみにしています。当社の社員、お客様、そしてもちろん株主の皆様、すべての人たちがこれによる利益を受けることができます」
ダイムラートラック社は同社の株式をフランクフルト証券取引所のプライム市場に上場するとともに、40社に拡大されたドイツ株価指数(DAX)の構成銘柄に2022年第1四半期にも指定されると見込んでいる。
なお、株式は、フランクフルト証券取引所の規制市場(プライム基準)において、「DTG」のコードで取引される。ISINコードはDE000DTR0CK8、ドイツのWKNコードはDTR0CK。