ダイハツ工業(以下ダイハツ)は9月21日、軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント ウェルカムターンシート」(回転シート車)、「タント ウェルカムシートリフト」(昇降シート車)、「タント スローパー」(車いす移動車)を一部改良し、全国一斉に発売した。
同社によると、「タント」は2003年の発売以来、軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」を採用し、室内空間の広さと使い勝手の良さで好評を得ている。2019年7月に発売した現行モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu NEW Global Architecture)」第一弾で、大幅に機能と性能が進化。「タント(フレンドシップシリーズ)」は、福祉車両車名別国内販売台数No.1として、好評だとしている。
今回の一部改良では、「Xターボ」、「カスタムRS」、「カスタムRS“スタイルセレクション”」に電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストを標準装備し、先進安全機能を進化させた。ダイハツ初となるコーナリングトレースアシストは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つことにより、安全性を向上する。
「X」、「カスタムX」、「カスタムX“スタイルセレクション”」には、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)や電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストなどを含む「スマートクルーズパック」をメーカーオプションで設定し、装備を充実させている。
また、ボディカラーを一部変更し、プラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックを追加。なお、フレンドシップシリーズの対象グレードも機能、ボディカラー共に同様の改良としている。
■一部改良内容
■メーカー希望小売価格