ダイハツ工業(以下、ダイハツ)は、12月10日、軽商用車「ハイゼット カーゴ」のMT車に衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を採用する等の一部改良を施し、全国一斉販売することを発表した。
「ハイゼット カーゴ」は、建設業やサービス業などを中心とした、幅広い顧客に使い勝手の良さや高い積載性等が好評のキャブバンタイプの軽商用車。
2017年11月に実施したマイナーチェンジでは、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」をAT車に採用し、軽商用車で初めて(2017年11月現在、ダイハツ調べ)歩行者も認識し作動する衝突回避支援ブレーキなどを搭載した。
今回の改良では、従来のAT車に加え、MT車にも「スマートアシストⅢ」を標準装備(スペシャル、デラックスを除く全グレード)し、安全性能を向上。
ハイゼット カーゴ デラックス“SAⅢ”(MT車)
併せて「スマートアシストⅢ」搭載車には、
左右後方の障害物を検知して警告音で知らせるコーナーセンサー(リヤ)
エマージェンシーストップシグナル
IRカットガラス(フロントウインドゥ)
トップシェイドガラス(ブルー)
など、安全性や快適性を向上する装備を採用。
また、「ハイゼット カーゴ」特装車の「デッキバン」や「2シーター系車種」などのMT車にも、同様に「スマートアシストⅢ」を搭載した。
ハイゼット デッキバン G“SAⅢ”(MT車)
ダイハツは、かねてより乗用車だけでなく、商用車へも「スマートアシスト」の搭載を拡大し、2017年には「ハイゼット カーゴ」のAT車に「スマートアシストⅢ」を、2018年には「ハイゼット トラック」に「スマートアシストⅢt」を搭載。
今回の一部改良により、ほぼすべての軽商用車ラインナップに「スマートアシスト」の搭載を完了したことになる。
【メーカー希望小売価格】
ハイゼット カーゴ(消費税込み) 93万4200円~149万5800円