イハツ工業(以下、ダイハツ)は、5月14日、軽商用車「ハイゼット トラック」に同社の衝突回避支援システム「スマートアシストⅢt(スリーティー)」を採用する等の一部改良を行い、5月29日より全国一斉に発売すると発表した。
2014年9月にフルモデルチェンジした同モデルは、ダイハツラインアップ中で最もロングセラーとなっている軽商用車。軽トラックに求められる積載性や耐久性、防錆性能等の基本性能の進化に加え、乗降性の向上や広い室内空間を確保する等の特徴を持つ。
主な改良は、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢt」を採用し、軽トラックとしては初、また同社製のMT車としても初となる衝突回避支援ブレーキ機能を搭載したことだ。
このシステムは、同社の「スマートアシストⅢ」で採用している世界最小サイズのステレオカメラを搭載。加えて、軽トラックの車両特性に合わせ、安全に減速し、衝突回避または被害軽減させるため、作動速度域を最適化している。
また、今回のスマートアシストⅢt」の採用に伴い、SAⅢtグレードモデルには下記の装備も標準装備する。
・VSC&TRC(トヨタ自動車の登録商標で使用許諾済み)
・エマージェンシーストップシグナル
・ヒルホールドシステム(AT車のみ)
・IR&UVカットガラス(フロントウインドゥ)
・トップシェイドガラス
・バニティミラー(運転席)
他にも、フォグランプのLED化等の装備変更も実施。それらに伴い、メーカーオプション等の内容も一部変更になっている。
メーカー希望小売価格は、消費税込で680,400〜1,398,600円だ。