本田技研工業(ホンダ)は4月6日、軽自動車「N」シリーズ(N-BOX/N-ONE/N-WGN/N-VAN)の累計販売台数が、2011年12月の初代N-BOX発売以来、11年3カ月(2023年3月末時点)で、350万台を突破したと発表した。
また、N-BOXの2022年度(2022年4月~2023年3月)の販売台数が20万4,734台(※1)となり、登録車を含む新車販売台数で第1位(※2)を獲得。なお、N-BOXによる首位獲得は、年度・新車販売台数で2年連続、軽四輪車・新車販売台数に於いて8年連続となる。
「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という想いから開発が始まったという「N」シリーズは、初代N-BOX(2011年12月発売)を皮切りにラインアップを拡大。
2017年9月発売のN-BOXから始まった第二世代の「N」シリーズは、「さらに人に寄り添い、乗り物の枠を超えて、日本の毎日や乗る人の生き方を楽しく豊かに変えたい」という想いの下で開発され、プラットフォームの刷新や、ホンダ独自の“M・M思想(※3)”による広い室内空間、全モデルに標準装備の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)※4」、優れた燃費・走行性能など、クルマとしての価値がさらに磨きあげられ、多くのユーザーに支持された。
中でもN-BOXは、軽乗用車最大級(※5)の室内空間や質感の高いデザイン等が好評を得て、2022年暦年(1~12月)に続き、2022年度にも新車販売台数第1位を獲得した。
ホンダは、「N-VAN」をベースとした新型軽商用EV(電気自動車)の発売を来春予定。Nシリーズならではの提供価値そのままに、日本の暮らしに欠かせない軽自動車の領域からEVを展開することで、カーボンニュートラルの実現に向けたEVの普及に着実に取り組んでいくとしている。
※1:全国軽自動車協会連合会(全軽自協)調べ。
※2:日本自動車販売協会連合会(自販連)および全軽自協調べ。
※3:マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想。人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースは最小限にして、クルマのスペース効率を高めようとする、ホンダのクルマづくりの基本的な考え方。
※4:Honda SENSINGは、ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界がある。詳細については、ホンダの公式ホームページ を参照。
※5:2023年4月時点。室内三寸法(室内長、室内幅、室内高)に基づく。ホンダ調べ。
[販売台数推移](全軽自協調べ)
<Nシリーズ>
・2011年度:47,329台
・2012年度:291,596台
・2013年度:381,239台
・2014年度:345,683台
・2015年度:276,055台
・2016年度:293,770台
・2017年度:308,930台
・2018年度:352,117台
・2019年度:339,491台
・2020年度:304,436台
・2021年度:285,028台
・2022年度:297,611台
【累計】3,523,285台
<Nシリーズ各車>
■N-BOXシリーズ
・2011年度:47,329台
・2012年度:236,287台
・2013年度:225,900台
・2014年度:188,922台
・2015年度:172,614台
・2016年度:192,368台
・2017年度:223,449台
・2018年度:239,706台
・2019年度:247,707台
・2020年度:197,900台
・2021年度:191,534台
・2022年度:204,734台
【累計】2,368,450台
■N-ONE
・2012年度:55,309台
・2013年度:82,791台
・2014年度:31,419台
・2015年度:19,173台
・2016年度:14,775台
・2017年度:15,591台
・2018年度:15,477台
・2019年度:11,788台
・2020年度:12,990台
・2021年度:19,546台
・2022年度:17,617台
【累計】296,476台
■N-WGN
・2013年度:72,548台
・2014年度:125,342台
・2015年度:84,268台
・2016年度:86,627台
・2017年度:69,890台
・2018年度:56,599台
・2019年度:41,447台
・2020年度:61,421台
・2021年度:46,786台
・2022年度:42,884台
【累計】687,812台
■N-VAN
・2018年度:40,335台
・2019年度:38,549台
・2020年度:32,125台
・2021年度:27,162台
・2022年度:32,376台
【累計】170,547台
[Nシリーズの歩み]
・2011年12月:N-BOX発売。
・2012年7月:N-BOX+発売。
・2012年8月:N-BOX+車いす仕様車発売。
・2012年11月:N-ONE発売。
・2013年9月:累計販売台数50万台突破。
・2013年11月:N-WGN発売。
・2014年12月:N-BOX SLASH発売。
・2015年2月:累計販売台数100万台突破。
・2016年11月:累計販売台数150万台突破。
・2016年12月:N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH)100万台突破。
・2017年9月:N-BOX発売(フルモデルチェンジ)。
・2018年4月:N-BOX スロープ仕様車発売。
・2018年6月:累計販売台数200万台突破。
・2018年7月:N-VAN発売。
・2019年8月:N-WGN発売(フルモデルチェンジ)。
・2019年11月:累計販売台数250万台突破。
・2020年11月:N-ONE発売(フルモデルチェンジ)。
・2021年5月:N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH)200万台突破。
・2021年6月:累計販売台数300万台突破。
・2023年3月:累計販売台数350万台突破。