日産自動車は12月3日、電気自動車「日産リーフ」が発売開始から10周年を迎えるとともに、グローバル累計販売台数が50万台に達したことを発表した。
「日産リーフ」の発売開始から10年という大きな節目を迎え、日産の社長兼CEOの内田 誠は、日産の電気自動車(EV)を愛用する人々に感謝を述べ、次のように続けた。「世界中のお客さまにEVをお選びいただくことで、私たちは持続可能な社会の実現に向けて、着実に歩を進めています。そして日産は、今後ともEVをはじめとする電動化車両のモデルラインナップを拡大し、世界中のより多くのお客さまに電動化がもたらす価値をお届けしていきます。」
「日産リーフ」は2010年12月に初代モデルの発売以降、バッテリー容量や走行性能を向上させ、航続距離を延長し、顧客のライフスタイルにあわせて幅広いニーズを満たすクルマに進化してきた。現在、同モデルは日本、米国及び英国の工場で生産され、世界59の国や地域で販売されている。
また、「日産リーフ」は、一般家庭や商業施設等に電力を供給するだけではなく、自然災害時には非常用電源として活用されるなど、従来のモビリティを超えた価値を提供している。
電気自動車がもたらす価値
初代モデルから2019年に発売した「日産リーフ e+」まで、同モデルは延べ50万人もの顧客に選ばれている。オーナーの累計走行距離は世界中で約160億キロに達し、25億キログラム以上のCO2排出量を抑制(日産調べ)、持続可能な社会の実現に貢献している。
日産は、今後も顧客の幅広いニーズに応えられるよう、様々な先進技術を搭載した電動化車両のラインナップを拡大していくという。
今年の7月に日産は、最新の「ニッサン インテリジェント モビリティ」技術とデザインを採用した新型クロスオーバーEV「日産 アリア」を発表した。同モデルは、事業構造改革「Nissan NEXT」における重要なモデルであり、同社は2023年度末までに年間100万台以上のEVまたはe-POWERを搭載した電動化車両の販売を目指している。