コスモ石油マーケティングは9月15日、法人や自治体の皆さまの脱炭素社会に向けた再生可能エネルギー(以下「再エネ」)及びEV等の導入、並びにその効果的な活用をワンストップで支援する商品「コスモ・ゼロカボソリューション」の販売を開始したことを発表した。
コスモエネルギーグループでは、第6次連結中期経営計画Oil & Newのもと、脱炭素社会の到来を見据えて、風力発電事業を中心とした再エネ事業の強化を進めている。
同社では、電力小売事業を通じて家庭やオフィス・工場、自治体施設、当社系列サービスステーション(以下「SS」)等へコスモエコパワーの風力由来の電力「コスモでんきビジネスグリーン」を販売。また、初期費用のかからない自家消費用太陽光パネルの設置もオプションとしてサービスに加えている。モビリティの分野においては、従来から取り組んできたカーリース事業にEVを積極的に取り入れ、かつ気軽に利用できるEVカーシェアの提供も始めている。
国内では、政府から2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」が宣言され、2021年4月に温室効果ガス排出を2013年度比で46%削減する目標が掲げられた。そうした中、「脱炭素社会に向け、どのような対応が必要なのか」、「再エネ電力やEVをどのように導入すればよいか分からない」等の具体的な取り組みを始めるにあたっての悩みを抱える法人や自治体が多く存在していた。
今回販売を開始する「コスモ・ゼロカボソリューション」は、そういった課題を原点に、手軽でおトクな脱炭素に向けたソリューションをワンストップで提供すると言うコンセプトの元、以下①~④の再エネ及びEVの導入・活用に関するサービスを提供する。
– 再エネ
①コスモでんきビジネスグリーン
コスモエコパワー風力発電由来の実質再エネ電力を各法人・自治体の施設へ供給する。
②自家消費用太陽光パネルの設置
コスモでんきグリーンのオプションサービスとして、初期費用のかからない自家消費用太陽光パネルを各法人・自治体の施設へ設置する。
– EV
③コスモMyカーリース
同社の車両調達・整備網を活かしてEV利用機会を提供。今後、資本業務提携先であるASFの軽自動車クラスEVもラインナップに加えていく。
④EVカーシェア
カーリース車両を使わない時間帯に近隣法人や住民とシェアすることで、費用低減や地域貢献が可能。また、EV充電のピークシフトや災害時活用などのエネルギーマネジメントシステムも提供する。