パソナテックとスマートドライブは、新しいモビリティサービスであるMaaS領域で事業開発に取り組む企業の支援サービスを、1月22日より開始すると同日発表した。
昨今、移動に関わるデータを活用し、生活者の利便性を向上させたり、効率的な輸送手段を実現する「MaaS」に注目が集まっている。国土交通省が2020年に「MaaS関連データの連携に関するガイドラインVer.1.0」を発表するなど、社会実装に向けた準備も進められている。
一方で、MaaS領域に参入するために必要なデータの収集や分析、関連するアプリケーションの開発を担える人材が不足しており、同領域での新しいサービスや事業開発に課題を感じている企業も少なくない。
パソナテックは、エンジニアのキャリア創造や、企業向けに人材とテクノロジーを組み合わせた最適なソリューションを提供し、様々な企業とともにワークショップや、スクラム開発、実証実験を行い、新サービスの開発などを支援している。
スマートドライブは2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をビジョンに掲げ、移動に関わる様々なサービスを提供し、その中でも、モビリティデータを収集・分析・事業化する事に特化した「Mobility Data platform」は、これまでも多くの企業によりモビリティ領域の事業開発に活用されている。
今回、パソナテックとスマートドライブが協業することによって、MaaS領域の事業開発に取り組む企業に対して、パソナテックが事業・サービス開発の検討初期段階の構想から、システムの実装までをサポートするとともに、開発に必要となるモビリティデータなどの情報提供・分析をスマートドライブが行っていく。それにより、モビリティデータを活用した事故多発地点の見える化や、運送における搬送ルートの最適化など、MaaS領域の事業開発を自動車業界・運送業界などの企業とともに実現していくという。
パソナテックとスマートドライブは、本協業を通じて両社の知見やノウハウを活かし、MaaS領域での事業開発を支援し、企業の新しい事業創造に寄与していくとコメントしている。
■協業概要
開始:2021年1月22日(金)
対象:MaaS領域で事業開発を検討・実施している企業例 運送業界、レンタカー・シェアリングカー業界など
内容:MaaS領域の事業共創に取り組む企業に対して、パソナテックが事業・サービス開発の検討初期段階から実装までをサポートするととともに、開発に必要となるモビリティデータなどの情報提供・分析をスマートドライブが行う。
例)
・モビリティデータを活用した事故多発地点の見える化サービスの開発
・運送における搬送ルートの最適化サービスの開発
・高齢者などの移動困難者に対する移動支援の仕組みづくり 等