大垣市と、日産自動車、および岐阜日産自動車の3者は3月23日、「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」を締結した。
この協定は、「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に、大垣市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては171件目の取り組みとなる。
■協定の概要と主な連携内容
「電気自動車を活用した脱炭素化及び強靭化に関する連携協定」の概要は、以下の通り。
・大垣市は、脱炭素社会の実現に向けて、日産自動車、岐阜日産自動車と相互に連携し、温室効果ガスの削減対策として市内の電気自動車普及に向けた諸施策を実施する。
・大垣市および日産自動車、岐阜日産自動車は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。
・大垣市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備している「日産リーフ」等の電気自動車(EV)を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、市民の生命及び身体の安全を守る。