Groupe PSA Japanは1月7日、シトロエン「NEW C4」および 「NEW Ë-C4 ELECTRIC」を発表した。
シトロエンはSUVの分野ですでにC3 AIRCROSS SUVとC5 AIRCROSS SUVが2017年末のグローバルでの発売以来、それぞれ30万台超と20万台超を売り上げている。日本においても同様でこれらにC3とグランドC4スペースツアラー、BERLINGOを加えたラインナップにより2013年以来10年連続で販売記録を更新。そして今回、シトロエンはこのNEW C4 & Ë-C4 ELECTRICにより、Cセグメントハッチバック市場へ復活する。発売は1月22日(土)より。
また、NEW Ë-C4 ELECTRICは日本におけるシトロエン初のフルEVとなる。C5 AIRCROSS SUV PLUG-IN HYBRID に続く電動化モデル第二弾となるこのモデルには、パワーユニットには最高出力100kW(136ps)、最大トルク260Nmの高効率電動モーターと50kWの大容量リチウムイオンバッテリーパックを採用。航続距離はWLTCモードで405km、JC08モードで459kmとなっている。
NEW C4 & Ë-C4 ELECTRICのデザインは、2016年のパリモーターショーにてワールドプレミアされたCXPERIENCE(Cエクスペリエンス)に直接的にインスパイアされている。フロントグリル中央のダブルシェブロンから続くクロームのラインが左右にV字型のLEDシグネチャーライト(上段:デイタイムランニングライト、下段:ヘッドライト)と伸びやかに繋がり、大胆さとシャープな力強さを表現。C4カクタス以来のデザインキーを受け継ぐハイボンネット、大径ホイールと地上高がもたらす高めのアイポイント、それでいながらクーペのような、なだらかに傾斜するルーフライン。さらにリアランプの造形も同様にV字型のデザインを採用している。
CXPERIENCE
NEW C4 & Ë-C4 ELECTRICのインテリアは、運転者と同乗者に平等な移動の喜びとリビングのような居心地の良さ、くつろぎ感を提供すべくCITROËN ADVANCED COMFORT®プログラムのコンセプトを新世代デザインと融合する。
ダッシュボードは横方向の広がり感を強調する水平基調とし、センター部に10インチのタッチスクリーン・インフォテイメントシステムを搭載している。その下にエアアウトレット、さらに下にはあらたにダイヤルと押しボタンのフィジカルな空調コントロールを設け、運転中の操作性をアップ。タッチパネルと物理スイッチの機能の切り分けをおこない、UI/UXの最適化と再構築をおこなった。メーターは5.5インチデジタルインストルメントパネルとポップアップ式のカラーヘッドアップディスプレイとなっている。
レーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロールなどの操作はロジックを変更し、ステアリング左に集約。シフトセレクターはクロームで仕上げたトグルスイッチを新採用し、指先の軽いタッチで操作が可能とした。シートはC5 AIRCROSS SUVで初導入され、C3、C3 AIRCROSS SUVと展開されてきたアドバンストコンフォートシートを全車に採用している。
NEW C4 & Ë-C4 ELECTRICは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、BEVで同じSHINEグレードを用意。異なるパワートレインでありながら同一トリムとすることで、乗り味、機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等とし、ユーザーのライフスタイル、使用状況、好みなどに応じて選択可能とした。
このコンセプトは、最新世代のコンパクトプラットフォーム CMP(Common Modular Platform)の上に成り立っている。このBセグメントおよびCセグメント専用のあたらしいプラットフォームは、その名が示すように、ディメンジョンとパワーユニットのバリエーションに高い柔軟性を備えており、ICE(Internal Combustion Engine=内燃機関)とBEVを混流生産することすらも可能。NEW C4 & Ë-C4 ELECTRICでは、このCMPをロングホイールベース化して使用している。
NEW C4 & Ë-C4 ELECTRICには、数々のセーフティ&ドライバーアシスト機能が装備されている。高速道路などでの走行時に前走車がいない場合は設定した速度を自動で維持する「アクティブクルーズコントロール」、車線の左右の白線内の任意の位置を指定して走行が可能な「レーンポジショニングアシスト」、前方の車両や障害物を検知し、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる「アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)」など。万が一の衝突時に、エアバッグやシートベルトプリテンショナーが作動すると自動的にブレーキをかけ、二次的な衝突リスクを軽減する「ポストコリジョンセーフティブレーキ」は、シトロエン初の装備となる。
■ボディカラー
ブラン バンキーズ/ブルー アイスランド/グリ プラチナム/ブラン キャラメル
■税込価格
NEW C4 FEEL:2,900,000円
NEW C4 SHINE:3,250,000円
NEW C4 SHINE BlueHDi:3,450,000円
NEW Ë-C4 ELECTRIC:4,650,000円