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2024年12月19日【新型車】

シボレー、新型コルベットとコルベットZ06を発表

坂上 賢治

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一部仕様の変更および価格変更、更に通年受注が可能に

 

ゼネラルモーターズ・ジャパン(GM ジャパン)は12月19日、アメリカを代表するハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー コルベット」と、その高性能モデルの「シボレー コルベット Z06」の一部仕様および価格を改定。全国のシボレー正規ディーラーネットワークで12月19日から販売を開始した。

 

2021年のデビューから4年目を迎える現行シボレー コルベットは、内外装に更なるアップデートを加え、卓越した走行性能、洗練された彫刻的なフォルム、日々のドライブの快適性を高める先進の装備を搭載したという。

 

またサーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルとして設計・開発された「シボレー コルベット Z06」は、エクステリアやインテリアカラーの拡充、新たなオプションの追加により、各部に独自の魅力を高める配慮を施した。また、これまで「シボレー コルベット Z06」と「シボレー コルベット E-Ray」は期間限定で予約を受け付けていたが、これが通年での受注が可能になっている。

 

 

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主な変更点は下記の通り

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シボレー コルベット(「2LT クーペ」、「3LT クーペ」、「コンバーチブル」)

 

エクステリアのデザインおよびカラーの変更

– ボディカラーは、周囲の視線を惹きつける魅力的な新色、セブリングオレンジ ティントコートを加えた全8色から選択可能。

 

 

– エクステリアでは新デザインのリアスポイラーを採用。よりダイナミックなプロポーションがアグレッシブで先進的な個性を訴求する。

 

インテリアの変更および新しいカラーリングを追加

– 「2LT クーペ」のステアリングホイールは、エアバッグのカバーを従来の樹脂製に代わり、より質感に優れる「3LT クーペ」と同様のステッチ入りレザータイプに変更。

 

 

– また、「3LT クーペ」と「コンバーチブル」のインテリアカラーには、「ナチュラル」と「アドレナリンレッド ディップド」の2色を新たに追加し、全6色から選択可能となった。

 

 

オプション装備
– 時速40km/hまでであれば、フロントエンドを約50mmリフトアップさせることで、段差やスロープなどをストレスなく走行することが可能な「フロントリフトハイトアジャスター」を「2LT クーペ」へのオプションとして追加した。(「3LT クーペ」、「コンバーチブル」には標準装備)

 

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シボレー コルベット Z06(3LZ クーペ)

 

ボディカラーとインテリアカラーの拡充
– 選択可能なボディカラーを3色から8色へと拡充。これまでは1色限定だったインテリアカラーも、「3LT クーペ」「コンバーチブル」と同じ6色から選べるなど、カラーバリエーションを大幅に拡大。乗る人の個性を一層際立たせる。

 

 

3種類のメーカーオプションを用意
– さらなるパフォーマンスを追求したい場合は、魅力的な3つのオプションの組み合わせが用意されている。より軽量で耐フェード性にも優れる「Brembo®製パフォーマンス カーボンセラミックブレーキ」は強力な制動力を発揮。セラミックブレーキ専用のオレンジキャリパーも特別な1台であることをアピールする。

 

 

– さらに、コルベット史上最高のダウンフォースを生み出し、抜群のコーナリング性能を提供する「Z07 パフォーマンスパッケージ」*1。バネ下重量のさらなる軽量化で「Z06」のポテンシャルを最大限に引き出す「ビジブルカーボンファイバーホイール」*2はサーキット走行において最大限の性能を発揮する。また、大幅にラインアップが豊富になったコルベット用純正アクセサリーとの併用で特別な「Z06」を選択できる。

 

 

レッド エンジン インテークを装備
– エンジンルーム内には鮮やかな「LT6 レッド エンジン インテーク」が標準装備されており、圧倒的な存在感はLT6エンジンの卓越したパフォーマンスを主張する。

 

 

カーボンフラッシュ メタリックのドアミラーカバーを装備

– ボディカラーの豊富なバリエーションのアクセントとして、ドアミラーカバーをカーボンフラッシュ メタリックに変更。より一層スポーティーなエクステリアとした

 

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「シボレー コルベット」、「シボレー コルベット Z06」 新メーカー希望小売価格
モデル:新メーカー希望小売価格(税込)
シボレー コルベット 2LT クーペ:14,200,000円
シボレー コルベット 3LT クーペ:16,950,000円
シボレー コルベット コンバーチブル:18,450,000円
シボレー コルベット Z06 3LZクーペ:25,800,000円

 

オプション
2LT クーペ:「フロントリフトハイトアジャスター」………… 400,000円(税込)
Z06:「Brembo®製パフォーマンス カーボンセラミックブレーキ」………… 1,900,000円(税込)
Z06:「Z07 パフォーマンスパッケージ」*1………… 1,000,000円(税込)
Z06:「ビジブルカーボンファイバーホイール」*2………… 2,650,000円(税込)
*1 「Brembo®製パフォーマンス カーボンセラミックブレーキ」との同時装着が必要
*2 「Z07 パフォーマンスパッケージ」との同時装着が必要

 

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「シボレー コルベット」、「シボレー コルベット Z06」 ボディカラー&インテリアカラー
ボディカラー
トーチレッド:レッドミスト メタリック ティントコート*3
セブリングオレンジ ティントコート*3:アークティックホワイト
リップタイドブルー メタリック*3:ラピッドブルー*3
シーウルフグレー トライコート:ブラック

 

インテリアカラー
ジェットブラック:スカイクールグレー
ナチュラル:ナチュラル ディップド*4
アドレナリンレッド:アドレナリンレッド ディップド*4
*3 「アドレナリンレッド」、「アドレナリンレッド ディップド」のインテリアカラーは設定なし
*4 「3LT クーペ」、「コンバーチブル」、「Z06」のみ

 

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<「シボレー コルベット」について>
1953年にデビューした「シボレー コルベット」は、いつの時代もGMにおける革新と極限の頂点を体現してきた。現在の8世代目となる「シボレー コルベット」は、2019年7月にアメリカで発表、2020年1月の「TOKYO AUTO SALON 2020」で国内初公開し、2021年5月に国内デリバリーを開始した。

 

コルベット史上初となる、ミッドシップエンジンを搭載し、日本市場へはコルベットブランド初の右ハンドル仕様を導入。502馬力を発生する6.2L V8エンジン「LT2」を搭載して卓越した走りを実現する一方、日常のドライブでの扱いやすさなど新次元のパフォーマンスと操作性及び快適性を持つ。なお「2020年北米カー・オブ・ザ・イヤー」および2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーの「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、日米ダブル受賞も獲得した。

 

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<「シボレー コルベット Z06」について>
「シボレー コルベット Z06(ズィー・オー・シックス)」は、数々のレースで栄冠を手にしたコルベットが、サーキットで学び得たデータを元にその性能を磨き上げた。市販のV8自然吸気エンジンとしては最高クラスの最高回転数8,600 rpmと475 kW/646 PSものパワーを発揮する新型5.5リッター DOHC V型8気筒エンジン「LT6」を搭載。

 

共通シャシー、類似したエンジン構造とデザインを有するレーシングカー「C8.R」からの知見と経験を細部に生かすことで、高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させるとともに、優れた冷却性能、ブレーキ性能を兼ね備え、サーキットでの圧倒的なパフォーマンスと優れた乗り心地を実現した。2023年5月に開催した「シボレーファンデー2023」で日本初公開となったモデルでもある。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。