自動車関連エレクトロニクス製品を開発・製造・販売するセルスター工業は6月9日、ユーザーが使用中のセーフティレーダーをレーザー式オービス対応に強化できる、前方・後方用レーザー受信機「AL-02R」を発売すると発表した。価格はオープン。
「AL-02R」は単体でも相互通信対応のセーフティレーダーと接続しても使用可能。同製品をリヤに設置し、レーザー式オービス(後方受信)対応機種と接続すれば、セーフティレーダーの画面と音声で警告可能となるという。
エンジンをかけると自動で起動し、LEDと音声で警告を行う。また、業界初の受信レベル(強・弱)2段階受信が可能となっている。
同製品最大の特長は、セルスター独自のフレデリックスレンズを採用していること。それにより、「広く(60°)遠く(約2倍の直線探知性能)」誤警報を抑え、レーザー波を受信することが可能になったという。(※同社従来製品比較)
フレデリックスレンズは、フレネルレンズとフィルターの利点を組み合せて、セルスターが独自開発したもので、現在特許出願中だ。フレネルレンズ構造とは、従来の光学レンズが持つ曲面を一連の同心円状の溝に置き換えたもので、同心円状の溝が屈折面として個々に働き、平行光線の光路を曲げて所定の焦点位置に光を集める事が可能となる。
◾️「AL-02R」商品ページ:https://www.cellstar.co.jp/products/laser/al/al-02r.html