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2024年6月24日【新型車】

ケータハム、新スーパーセブン600&2000の販売開始

坂上 賢治

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ケータハムカーズ・ジャパン( エスシーアイ )は6月21日より全国の正規販売代理店に於いて、SUPER SEVEN600と2000の販売を開始致した。SUPER SEVEN 600の車両本体価格は866万8000円( 消費税10%込 )SUPERSEVEN2000の車両本体価格は1146万2000円( 消費税10%込 )。

 

この新型モデルは、1970年代に発売され1980年代を通じて人気を博したケータハム初期の「スーパーセブン」からインスピレーションを得たもの。スタイルとパフォーマンスが融合した昔ながらの英国軽量2人乗りスポーツカーを、21世紀 向けに再構築している。両モデルの外観は似た部分もあるが、個々に異なる独特の運転体験が愉しめる。

 

 

SUPER SEVEN 600は、絶対出力や加速性能に強く重きを置かず、風を感じながら休日のゆったりとしたドライビングを愉しみたいユーザーにアイコニックかつ純粋な運転体験を提供する。対して野性的なパワーとより速いスピード、そして心躍るドライビングを求めるユーザーは、SUPER SEVEN 2000が魅力的な選択肢になる。

 

 

個別の車両仕様ではSUPER SEVEN 600が、先のSEVEN170と同じ85psを発生するスズキ製660ccターボエンジンを搭載。0-100kmを6.9秒で駆け抜け、ライブアクスルシャーシも共有している。

 

 

これに対してSUPER SEVEN 2000は、172psを発生する2,000ccのデュラテックエンジンを搭載。0-100km加速は5.0 秒以下を叩き出す。またこのモデルはSEVEN340と密接に関連しており、ケータハムモデルの大半で見られるドディオン式シャシーを採用。更に希望する向きには、より大きなシャシーサイズ( Series5、ワイドボディー )のSUPER SEVEN 2000を選択することもできる。

 

両モデルのハンドリングを向上させたいユーザーは、LSD( リミテッド・スリップ・ディファレンシャル )の追加が可能。SUPER SEVEN 2000には、リアアンチロールバーと調整可能なアジャスタルブプラットフォーム、4ピストンキャリパ ー付きフロントベンチレーテッドディスクを備えたスポーツサスペンションパッケージを追加することで、よりパフォーマンスを高めることもできる。

 

 

エクステリアでは両SUPER SEVENのいずれも、SUPER SEVEN 1600、SPRINT、SUPER SPRINT、および1970年代から80年代にかけて多数のケータハムモデルで見られたフレアードフロントウィングが目を引く。またSUPER SEVEN 600は14インチのシルバーJunoホイールが装着され、SUPER SEVEN 2000は14インチのClassicホイールを備えている。

 

 

なお両モデルには、AvonZT7タイヤ、クロームフィラーキャップ、ブラックレザーのMoto-Litaステアリングホイール、カーペット付きリアパネル、ポリッシュドエキゾースト、LEDリアライトが標準設定されている。外装ペイント色は、グラビティブラック、エグゾセレッド、ビンテージグリーン、ファイヤークラッカーイエローなど、様々な色から選 ぶことができる。

 

実はカラーオプションはそれだけではない。両モデルには、これまでのどのセブンにも見られなかった11の専用ペイント仕上げ( レーシンググリーン、カリビアンブルー、トスカニーレッド、サクソニーグレー、セレンゲッティオレンジ、ボルドーレッド、オクスフォード ホワイト、アッシュダウングリーン、ウインザーブルー、フォーン、バーボン )が選択可能だ。

 

更にオプションとして、ゴールド/ボディカラー/カスタムカラー( それぞれダイヤモンドカットリップ付き )のアルミキャップから選択でき、アルミホイールの色や雰囲気を自分好みに変更できる。

 

インテリアでも、様々な追加カラーオプションから選択でき、自身のオリジナルセブンとしてパーソナライズされた雰囲気を与えることができる。例えばドライバーは、カーペット、ダッシュボード、レザーシート、ギアボックスやハンドブレーキのブーツの色も選択できる。

 

これらインテリアパーツで選択できる色には、ディープレッド、クリーム、バーチホワイト、バーガンディ、ジンジャー、アドミラビリティ ブルー、ビスケットベージュなどがある。カラーオプションのセ選択肢により、SUPER SEVEN 600と2000は、ケータハムシリーズらしい独自モデル感溢れる仕上げとなり、レトロ風の外観と雰囲気が更に高まることになる。

 

先にも少し触れた価格は、SUPER SEVEN 600は標準シャシー(Series3、ナローボディー)のみで、SUPER SEVEN2000は標準シャシー( Series3、ナローボディー )と大型シャシー( ワイドボディー、Series5 )サイズで提供される。SUPER SEVEN 600とSUPER SEVEN 2000の価格は、それぞれ¥8,668,000-と¥11,462,000-からとなる。

 

装いが改められた上記モデルについて、ケータハムカーズのCEOを務めるボブ・レイシュリー氏は、 「ケータハムカーズは2023年で50周年を迎え、過去からインスピレーションを得た懐かしささえ感じさせる新型車両を改めてラインナップに加える相応しいタイミングだと感じています。

 

私たちは今回、昔ながらのセブンの素晴らしさ、つまりデザイン、外観、雰囲気を取り入れつつ、その走りを現代向けにポテンシャルを高めながら再構築しました。

 

SUPER SEVEN 600と SUPER SEVEN 2000は、2つの似て非なるドライビング体験を提供し、70年代と80年代の車両の魅力と、レトロなスタイルを備えながらも、現代のセブンに相応しい走りを味わいたいというドライビングプレジャーなクルマと言えるでしょう」とその仕上がりを自ら賞賛した。

 

【SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION】

SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION 車両本体価格: 8,998,000 円(消費税 10%込)

 

SUPER SEVEN 600と2000の日本発売を記念して、SUPER SEVEN 600ベースの SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITIONを期間限定で発売致する( 6月30日までの期間限定受注  )。

 

この日本限定モデルは、85psを発生するスズキ製660ccターボエンジンを搭載したSUPER SEVEN 600をベースとしており、外装はクラシック感満載の無塗装アルミボディー+ビンテージグリーンコンポジットパネル( フレアードフロントウイング )、 14インチブラックJunoホイール(特別装備)、スペアホイール&キャリアを削除して軽量化されてスッキリとしたリアアルミパネル、NEWスタイルClassicSignatureシート( 特別マデイラレッド・ファイングレード・ミュアヘッドレザー+ブロディ―ハンティングウェザード・タータンファブリック )、レッドパウダーコートダッシュボード( 特別装備 )、ユニオンジャックバッジ( リアウイング )、Moto-Lita製ウッドリムステアリングホイール、更にマップポケットを装備しながらも求め易い価格の日本限定モデルとなる。

 

SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION 装備一覧

 

– SUPER SEVEN 600 ベース

 

– 無塗装アルミボディー+ビンテージグリーンコンポジットパネル (フレアードフロントウイング)

 

– 14インチブラックJunoホイール

 

– スペアホイール&キャリアを削除して軽量化とすっきりとしたリアアルミパネル※

 

– NEW スタイルClassic Signatureシート( 特別マデイラレッド・ファイングレード・ミュアヘッドレザー+ブロディ―ハンティングウェザード・タータンファブリック )※

 

– レッドパウダーコートダッシュボード( 特別装備 )※

 

– ユニオンジャックバッジ( リアウイング )※

 

– Moto-Lita 製ウッドリムステアリングホイール

 

– マップポケット

 

本来のSS600相当合計:¥9,235,300-の車両価格が以下の
SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION 価格:¥8,998,000-となる。
※CLASSIC EDITION は、SS600 では選択できない装備を多く標準装備しながら約¥237,300-相当分が低価格化される。

 

 

※ SEVEN170/SEVEN340は価格改定となる
今般の急激な為替変動や世界インフレ、ウクライナ情勢、各エネルギー/原材料価格の高騰、半導体不足、サプライチェーンへの影響が大きく、ケータハムカーズでも原材料価格など高騰の影響を受け値上げとなる。これまでは自助努力で価格を据え置いてきたが、メーカー並びに販社で吸収することが厳しく2024年6月21日より、SEVEN 170/SEVEN 340の価格とオプション価格が改定される。

 

1. 車両本体価格改定幅(消費税 10%込み)

SEVEN 170S
 - 旧車両本体価格:¥7,755,000-
  〜2024年6月20日まで
 - 新車両本体価格:¥8,118,000-
  2024年6月21日から
 - 値上げ幅:¥363,000-( 約 4.7% )

 

SEVEN 170S
 - 旧車両本体価格:¥7,975,000-
  〜2024年6月20日まで
 - 新車両本体価格:¥8,393,000-
  2024年6月21日から
 - 値上げ幅:¥418,000-( 約 5.2% )

 

SEVEN 340S
 - 旧車両本体価格:¥10,395,000-
  〜2024年6月20日まで
 - 新車両本体価格:¥10,912,000-
  2024年6月21日から
 - 値上げ幅: ¥517,000-( 約 5.0% )

 

SEVEN 340R
 - 旧車両本体価格:¥10,615,000-
  〜2024年6月20日まで
 - 新車両本体価格:¥11,187,000-
  2024年6月21日から
 - 値上げ幅:¥572,000-( 約 5.4% )
 ※)オプション価格も同程度の値上げとなる(1部オプション除く)。

 

2. 実施時期
2024年6月21日より

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。