
キャンピングカーのシェアリング・サービスを担うCarstay(カーステイ)は3月10日、プレシリーズAラウンドの追加の資金調達により、約1.1億円の資金調達を実施した。今回の資金調達により、金融機関からの融資を含め、累計調達額は約4.8億円になった。
今新規引受先として、識学、CPAエクセレントパートナーズ他、複数の個人投資家が第三者割当増資によりCarstayに出資された。年内に同ラウンドの追加の資金調達も計画中という。
同調達により、既存事業であるキャンピングカーと車中泊スポットのシェアリング・サービス「Carstay」のさらなる顧客満足度向上を図ると共に新規事業のキャンピングカーの製造販売を行う「Mobi Lab.(モビラボ)( https://mobilab.jp/ )」の生産・営業体制の拡充に向けてエンジニアおよびセールスの新規採用も開始した。( https://herp.careers/v1/carstay
)
なお、株式投資型クラウドファンディングサービスの「FUNDINNO」にて、2024年12月から1月にかけて実施した2回目の募集では約2,700万円の資金を調達した。
< 投資家代表コメント >
・株式会社識学 新進気鋭ファンド 野見山 佳紀氏
この度、株主として参画する機会をいただき、大変光栄に思っております。Carstayは、国内最大級のカーシェアプラットフォーマーでありながら、独自コンセプトのキャンピングカー「SAny.VAN」でのプロダクト供給も手掛けるというユニークなビジネスモデルを実現しています。
日本国内においては、「移動と滞在の需要」が拡大しつつも、「更なる良質な顧客体験」が求められており、Carstayが提供するソリューションが幅広い層からの支持を得られるものと確信しています。今回の出資を通じて、Carstayとともに、社会における移動・滞在体験の向上に貢献できることを嬉しく思うとともに、“Stay Anywhere, Anytime.”の実現に向けて社会を牽引されることを心より期待しております。
・CPAエクセレントパートナーズ株式会社 国見 健介氏
このたび、Carstayの資金調達ラウンドに参加し、同社の成長を支援できることを大変嬉しく思います。私たちCPAエクセレントパートナーズは、会計ファイナンス人材の生涯支援を通じ、人の可能性を広げ人生を豊かにすることをミッションとしており、Carstayの「Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる。」というミッションに深く共感しています。今後、Carstayがより多くの人々に新しい旅の価値を提供し、事業のさらなる拡大を実現することを期待しています。
Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」(製造拠点「Mobi Lab.」にて)
Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」
Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」の内装
これを受けてCarstay株式会社 代表取締役CEO 宮下晃樹氏は、「Carstayは私自身の地域と世界の架け橋になりたい想いから、2018年6月に創業しました。そして、ミッション〝Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる〟を掲げ、約7年間経営してきました。
これまでコロナ禍を含む、幾多数多の困難に直面しましたが、Carstayを愛用いただいているユーザーさま、Mobi Lab.のキャンピングカーを選んでいただいたお客さま、優秀なメンバー、力強いサポートをいただいている株主の皆さまのお陰で今があります。今回の資金調達を通じて、さらなる成長を実現するために、新たな仲間も募集していますので、ぜひ共に未来を創造したい方をお待ちしております」と話している。