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2025年3月10日【シェアリング】

キャンピングカーシェアのカーステイ、追加の資金調達を実施

坂上 賢治

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キャンピングカーのシェアリング・サービスを担うCarstay(カーステイ)は3月10日、プレシリーズAラウンドの追加の資金調達により、約1.1億円の資金調達を実施した。今回の資金調達により、金融機関からの融資を含め、累計調達額は約4.8億円になった。

 

今新規引受先として、識学、CPAエクセレントパートナーズ他、複数の個人投資家が第三者割当増資によりCarstayに出資された。年内に同ラウンドの追加の資金調達も計画中という。

 

同調達により、既存事業であるキャンピングカーと車中泊スポットのシェアリング・サービス「Carstay」のさらなる顧客満足度向上を図ると共に新規事業のキャンピングカーの製造販売を行う「Mobi Lab.(モビラボ)( https://mobilab.jp/ )」の生産・営業体制の拡充に向けてエンジニアおよびセールスの新規採用も開始した。( https://herp.careers/v1/carstay

 

なお、株式投資型クラウドファンディングサービスの「FUNDINNO」にて、2024年12月から1月にかけて実施した2回目の募集では約2,700万円の資金を調達した。

 

< 投資家代表コメント >
・株式会社識学 新進気鋭ファンド 野見山 佳紀氏
この度、株主として参画する機会をいただき、大変光栄に思っております。Carstayは、国内最大級のカーシェアプラットフォーマーでありながら、独自コンセプトのキャンピングカー「SAny.VAN」でのプロダクト供給も手掛けるというユニークなビジネスモデルを実現しています。

 

日本国内においては、「移動と滞在の需要」が拡大しつつも、「更なる良質な顧客体験」が求められており、Carstayが提供するソリューションが幅広い層からの支持を得られるものと確信しています。今回の出資を通じて、Carstayとともに、社会における移動・滞在体験の向上に貢献できることを嬉しく思うとともに、“Stay Anywhere, Anytime.”の実現に向けて社会を牽引されることを心より期待しております。

 

・CPAエクセレントパートナーズ株式会社 国見 健介氏
このたび、Carstayの資金調達ラウンドに参加し、同社の成長を支援できることを大変嬉しく思います。私たちCPAエクセレントパートナーズは、会計ファイナンス人材の生涯支援を通じ、人の可能性を広げ人生を豊かにすることをミッションとしており、Carstayの「Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる。」というミッションに深く共感しています。今後、Carstayがより多くの人々に新しい旅の価値を提供し、事業のさらなる拡大を実現することを期待しています。

 Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」(製造拠点「Mobi Lab.」にて)

Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」

Carstayのキャンピングカー「SAny.VAN」の内装

 

これを受けてCarstay株式会社 代表取締役CEO 宮下晃樹氏は、「Carstayは私自身の地域と世界の架け橋になりたい想いから、2018年6月に創業しました。そして、ミッション〝Stay Anywhere, Anytime. 誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる〟を掲げ、約7年間経営してきました。

 

これまでコロナ禍を含む、幾多数多の困難に直面しましたが、Carstayを愛用いただいているユーザーさま、Mobi Lab.のキャンピングカーを選んでいただいたお客さま、優秀なメンバー、力強いサポートをいただいている株主の皆さまのお陰で今があります。今回の資金調達を通じて、さらなる成長を実現するために、新たな仲間も募集していますので、ぜひ共に未来を創造したい方をお待ちしております」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。