横浜ゴムは10月27日、ADVANレーシングタイヤ装着車が2020年10月24かから25日に鈴鹿サーキット(三重県)で開催された国内最高峰のツーリングカーレース「2020 AUTOBACS SUPER GT」第6戦のGT300クラスで優勝したと発表した。ヨコハマタイヤ勢の優勝は第2戦、第5戦に続き今シーズン3回目となる。
優勝したのはAudi Team Hitotsuyamaの「Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太朗選手/近藤翼選手)」。決勝6番手スタートの「Hitotsuyama Audi R8 LMS」は近藤選手が19周目を終えてピットインし、川端選手へ交代。21周目にセーフティーカーが導入される荒れた展開の中、その後は川端選手が後続を引き離しチェッカーフラッグを受け、チームとして今シーズン初優勝を飾った。また、GOODSMILE RACING & TeamUKYOの「グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝選手/片岡龍也選手)」が3位となり、今シーズン初の表彰台を獲得した。
横浜ゴムは中期経営計画「グランドデザイン 2020(GD2020)」の技術戦略において、モータースポーツ活動を重要な先行技術開発の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。2020年のSUPER GTにおいて、GT300では計20台、GT500では3台にタイヤを供給しているほか、海外でも幅広いカテゴリーをサポートし、モータースポーツの普及に努めていまる。同社では、今後もモータースポーツ活動に積極的に取り組み、最高レベルの技術を追求していくとしている。