キャンピングカーは7月5日、国内で販売されているキャンピングカーのスペックやオーナーなどによるクチコミ評価を比較できる情報サイト「キャンピングカー比較ナビ」内で人気のあるキャンピングカーの閲覧数ランキングを発表した。
■2021年6月キャンピングカー閲覧総合ランキングトップ10
1位 キャンパー アルトピアーノ (トヨタモビリティ神奈川)乗用車ベース
2位 N-VAN コンポ (ホワイトハウス) 軽キャン
3位 N ボックス + キャンパー Neo (ホワイトハウス)軽キャン
4位 Puppy480 (キャンパー厚木) キャブコン
5位 プリウスリラックスキャビン(かーいんてりあ高橋) 乗用車ベース
6位 トム 200 (セキソーボディ) キャブコン
7位 給電くん (オートワン) 軽キャン
8位 クールライダー (ATV群馬) 軽キャン
9位 ヴォクシー DAYS POP (ホワイトハウス) 乗用車ベース
10位 D(でっかい)テントむし Wタイプ (VAN SHOP MIKAMI) キャブコン
今月も「アルトピアーノ」が首位を譲らず不動の人気車種となっている。また同様のベース車両規格である「D(でっかい)テントむし」が10位に食い込んでおり、トヨタ【タウンエース】ベース車の人気の兆しがうかがえる。
5月期ではトップ10のうち、7車種が軽キャンピングカーであったが6月は4台と減り、代わりに軽キャンピングカーよりひとつ上のベース車両が目立つようになった。
コロナで中止されていたキャンピングカーショーが各地で開催され始め、タウンエースベースの新車両をお披露目するビルダーが増えてきている。上記「アルトピアーノ」「D(でっかい)テントむし」は軽自動車の規格では実現できない走行性能や居住性能を高めたいと考えるときに検討するひとつ上の車種で、特に「アルトピアーノ」は普段使いを考えての検討者から注目を集めている。今後、新たに登場したタウンエースベースのキャンピングカーカテゴリーに注目が集まる。
10位にはバンショップミカミの「D(でっかい)テントむし」がランクイン。こちらも軽キャンピングカーのひとつ上のライトエーストラックがベース車となっている。車両サイズは全高2,090mmで、平面以外の駐車場でも利用可能。街乗り、普段使いもしやすいサイズ感になっている。また、ポップアップルーフを上げれば室内高1,800mmと大人が立てる高さを確保でき、大人がゆったり2名過ごせる居住空間が魅力の1台となっている。
5位にランクインした「プリウスリラックスキャビン」はトヨタの人気ハイブリッドカープリウスがベース車になっている。今までキャンピングカーはトラックやバンをベース車にすることが多く、燃費よりもパワーやカスタマイズ性が重視されてきた。
そのため今回のランクインではユーザーが燃費を気にしながらキャンピングカーも選び始めていることがうかがえる。近い将来キャンピングカーもハイブリッド車や電気自動車が主流となり、走行可能距離が飛躍的に伸びていくことが期待される。