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2023年11月20日【一部改良】

スズキ、アルトなど主力5車種の仕様変更と販売価格の値上げ

NEXT MOBILITY編集部

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スズキ自動車・ロゴ

スズキは11月20日、「アルト 」と「アルトラパン 」、「スペーシアベース 」、「クロスビー 」について、法規対応に伴う一部仕様変更などを実施し、「アルト」、「クロスビー」を12月13日より、また「アルトラパン」、「アルトラパンLC 」、「スペーシアベース」を12月21日より発売。また、仕様変更や原材料価格の高騰などに伴い、価格を改定すると発表した。

 

今回の一部仕様変更では、アルトに於いて、インパネのUSB電源ソケットを、タイプA 2個をタイプA 1個+タイプC 1個に変更して使い勝手を向上させると共に、車体色「ホワイト」を、“L”(アップグレードパッケージ装着車)、“HYBRID S”、“HYBRID X”にも設定。また、クロスビーに於いては、“HYBRID MX”にリヤパーキングセンサーを追加した。

 

ここで上記内容を総体的に俯瞰すると、価格改定対象5車種の値上げ幅は7,000〜121,000円と、4〜13%の比較的大きな幅を持つものとなっている。

 

個別では、その多くが原材料価格の高騰分の反映であるのだが、安全確認機能改善に伴う政府指針を踏まえた法規対応に応えたものも含まれるため、今回の販売価格への転嫁幅も、多少モザイク模様となったようだ。

 

[メーカー希望小売価格](消費税10%込/円)

■アルト
<機種名、エンジン、駆動、変速機、燃費[WLTC/JC08](km/L)、エコカー減税(重量税)、価格>
– A、0.66L DOHC(エネチャージ)、2WD、CVT、25.2/29.4、─、1,064,800
– A、0.66L DOHC(エネチャージ)、4WD、CVT、23.5/28.7、─、1,196,800

 

– L、0.66L DOHC(エネチャージ)、2WD、CVT、25.2/29.4、─、1,119,800
– L、0.66L DOHC(エネチャージ)、4WD、CVT、23.5/28.7、─、1,250,700

 

– HYBRID S、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、27.7/33.1、免税、1,218,800
– HYBRID S、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、25.7/30.2、50%、1,349,700

 

– HYBRID X、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、27.7/33.1、免税、1,380,500
– HYBRID X、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、25.7/30.2、50%、1,500,400

 

<アルト・メーカーオプション>(税込)
・全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車(設定機種:HYBRID X):112,200円

(内容)ディスプレイオーディオ[7インチディスプレイ、AM/FMラジオ・スマートフォン連携機能付、Bluetooth対応]、全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、ヘッドアップディスプレイ[カラー]、USB電源ソケット[Type-A/Type-C](インパネ、2個)、ステアリングオーディオスイッチ、標識認識機能[最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識「終わり」、一時停止、車両進入禁止]、USBソケット、GPSアンテナ、ハンズフリーマイク。

・全方位モニター用カメラパッケージ装着車(設定機種:HYBRID X):79,200円

(内容)全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、ヘッドアップディスプレイ[カラー]、USB電源ソケット[Type-A/Type-C](インパネ、2個)、ステアリングオーディオスイッチ、標識認識機能[最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識「終わり」、一時停止、車両進入禁止]、USBソケット、GPSアンテナ、TV用ガラスアンテナ。

・LEDヘッドランプ装着車(設定機種:HYBRID S):57,200円

(内容)LEDヘッドランプ[ハイ/ロービーム、マニュアルレベリング機構付]、スモークガラス(リヤドア、バックドア)、UVカット機能付ガラス(全面)。

・バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ装着車(設定機種:A/L/HYBRID S):55,000円

(内容)ディスプレイオーディオ[7インチディスプレイ、AM/FMラジオ・スマートフォン連携機能付、Bluetooth対応]、バックアイカメラ、ステアリングオーディオスイッチ、USBソケット、GPSアンテナ、ハンズフリーマイク、ステアリングガーニッシュ[シルバー]。

・アップグレードパッケージ装着車(設定機種:L):132,000円

(内容)フルオートエアコン[エアフィルター付]、リヤシートヘッドレスト、LEDヘッドランプ[ハイ/ロービーム、マニュアルレベリング機構付]、スモークガラス(リヤドア、バックドア)、助手席シートヒーター(2WD車/4WD車は標準装備)、UVカット機能付ガラス(全面)、運転席シートリフター、バニティーミラー(運転席)、ステアリングガーニッシュ[シルバー]。

・ピュアホワイトパール塗装(設定機種:L/HYBRID S/HYBRID X):27,500円

・2トーンルーフ仕様車(Lアップグレードパッケージ装着車/HYBRID S/HYBRID X):49,500円

 

アルト“HYBRID X”。

アルト“HYBRID X”。

 

■アルトラパン
<機種名、エンジン、駆動、変速機、燃費[WLTC/JC08](km/L)、エコカー減税(重量税)、価格>
– G、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、2WD、CVT、26.2/31.4、免税、1,328,800
– G、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、4WD、CVT、24.6/29.9、50%、1,441,000

 

– L、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、2WD、CVT、26.2/31.4、免税、1,436,600
– L、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、4WD、CVT、24.6/29.9、50%、1,541,100

 

– X、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、2WD、CVT、26.2/31.4、免税、1,573,000
– X、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、4WD、CVT、24.6/29.9、50%、1,674,200

アルトラパン“X”。

アルトラパン“X”。

 

■アルトラパンLC
<機種名、エンジン、駆動、変速機、燃費[WLTC/JC08](km/L)、エコカー減税(重量税)、価格>
– L、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、2WD、CVT、26.2/31.4、免税、1,486,100
– L、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、4WD、CVT、24.6/29.9、50%、1,590,600

 

– X、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、2WD、CVT、26.2/31.4、免税、1,622,500
– X、0.66L DOHC 吸排気VVT(エネチャージ)、4WD、CVT、24.6/29.9、50%、1,723,700

 

<アルトラパン/アルトラパンLC・メーカーオプション>(税込)
・全方位モニター用カメラパッケージ装着車(設定機種:L/X/LC L/LC X):52,800円

(内容)全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、USBソケット、GPSアンテナ、TV用ガラスアンテナ。

・バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ装着車(設定機種:L/X/LC L/LC X):52,800円

(内容)ディスプレイオーディオ[7インチディスプレイ、AM/FMラジオ・スマートフォン連携機能付、Bluetooth対応]、バックアイカメラ、USBソケット、GPSアンテナ、ハンズフリーマイク、ディスプレイオーディオ専用オーディオガーニッシュ。

・ピュアホワイトパール塗装車(設定機種:G/L/X):27,500

・2トーンルーフ仕様車(設定機種:X/LC X):49,500

アルト ラパン“LC X”。

アルト ラパン“LC X”。

 

■スペーシアベース
<機種名、エンジン、駆動、変速機、燃費[WLTC/JC08](km/L)、エコカー減税(重量税)、価格>
– GF、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、CVT、21.2/25.8、免税、1,471,800
– GF、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、CVT、19.9/24.8、免税、1,595,000

 

– XF、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、CVT、21.2/25.8、免税、1,624,700
– XF、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、CVT、19.9/24.8、免税、1,744,600

 

<メーカーオプション>(税込)
・全方位モニター用カメラパッケージ装着車(設定機種:XF):46,200円

(内容)全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、USBソケット、ステアリングオーディオスイッチ。

・ピュアホワイトパール塗装車(設定機種:全車):27,500円

 

スペーシア ベース“XF”。

スペーシア ベース“XF”。

 

■クロスビー
<機種名、エンジン、駆動、変速機、燃費[WLTC/JC08](km/L)、エコカー減税(重量税)、価格>
– HYBRID MX、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、2WD、6AT、18.2/22.0、─、1,941,500
– HYBRID MX、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、4WD、6AT、17.0/20.6、─、2,086,700

 

– HYBRID MV、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、2WD、6AT、18.2/22.0、─、2,084,500
– HYBRID MV、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、4WD、6AT、17.0/20.6、─、2,229,700

 

– HYBRID MZ、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、2WD、6AT、18.2/22.0、─、2,190,100
– HYBRID MZ、1.0L DOHC VVT直噴ターボ(マイルドハイブリッド)、4WD、6AT、17.0/20.6、─、2,335,300

 

<メーカーオプション>(税込)
・全方位モニター用カメラパッケージ(設定機種:HYBRID MV/HYBRID MZ):55,000円

(内容)全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]、ステアリングハンズフリースイッチ、USBソケット、GPSアンテナ、TV用ガラスアンテナ。

・ブラウンアクセントパッケージ(設定機種:HYBRID MZ):38,500円

(内容)ラックススェード&ブラウンレザー調シート表皮[シルバーステッチ]、ドアトリムクロス〈フロントドア〉[ブラックレザー調]、インパネ/ドアトリムカラーパネル[ブラウンメタリック]。

・ピュアホワイトパール塗装/プレミアムシルバーメタリック塗装(設定機種:全車):33,000円

・2トーンルーフ仕様車/3トーンコーディネート仕様車(設定機種:全車):55,000円

・バーニングレッドパールメタリック ミネラルグレー2トーンルーフ仕様車(設定機種:全車):99,000円

クロスビー“HYBRID MZ”。

クロスビー“HYBRID MZ”。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。