中国・比亜迪(BYD)の日本法人であるビーワイディージャパン(以下、BYDジャパン)は12月16日、日本市場向けに量産型大型電気バス「K8」を販売し、2021年1月から納車を開始する。希望小売価格(税抜)は3,850万円。2025年までの5年間で2,000台の販売を計画している。
K8は、日本国内の路線バスで多く導入されている10.5m級の大型車両として開発されており、部品のモジュール化やバッテリーモジュールの配置見直し等により、メンテナンスの更なる効率化に加え、より多人数の乗車定員が確保されていると云う。
EV、蓄電池を中心とした一連の新エネルギー事業と、それに関わる企業や団体とのアライアンスを通じて環境意識を変革し、新エネルギー活用社会実現を目標としているBYDジャパンは、その足掛かりとして今年、小型電気バス「J6」の販売を開始。来年には走行状態の遠隔管理が可能なテレマティクス・システム、普及型運転支援システム、充電器を介した放電(V to X)等の実装を進め、2025年までに2,000台の販売を目指すとしている。
[新車両概要]
– 車両名称:K8(ケーエイト)
– 車長×車幅×車高:10,500×2,500×3,360mm
– 航続距離:220km
– 充電方式:CHAdeMO対応
– バッテリー容量:287kWh
– 乗車定員:
・都市型Ⅰ:81人
・都市型Ⅱ:77人
・郊外型:75人
– 希望小売価格:3,850万円(税抜)