アルプスアルパインは1月28日、テイ・エス テックと、次世代自動車をターゲットとした新たな車室内空間の開発に向けた業務提携契約を締結したことを発表した。
現在、自動車業界では、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)やMaaS(Mobility as a Service)といった新たな領域への対応が求められており、これまで以上に製品・技術開発の複雑化、高度化が加速している。また、次世代自動車に求められる新たな価値を創造していくために、企業や業界の枠を超えたパートナーシップの重要性が高まっている。
アルプスアルパインとテイ・エス テックは、従来の自動車の枠を超えた感動を生み出す移動空間の創造に向けて、2020年8月より技術ワークショップを実施し、両社の協業について検討してきた。この活動を通じて、それぞれが持つ技術・製品力に加えて、顧客基盤、企業風土や社員同士のコミュニケーションにおいて両社の親和性が高く、効果的なシナジーの発揮が期待できることを確認。将来を見据えた次世代車室内空間の共同開発、および共同提案活動に向けた業務提携契約を締結したという。
これにより、アルプスアルパインとテイ・エス テックは個社の技術領域のみでは成し得ない両社の強みを生かした、安全で快適な、感動を生み出す移動を実現する高付加価値な車室内空間を創造していくとしている。