ブリヂストンは3月11日、環境分野で権威のあるNGOのCDPが実施する「サプライヤー・エンゲージメント評価」において3年連続で最高評価「A」を獲得し、「CDP2021 サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に認定されたと発表した。
「サプライヤー・エンゲージメント評価」とは、企業のサプライチェーン全体での気候変動・温室効果ガス排出量削減への取り組みについて調査し、取り組みに応じて企業を格付けするもの。ブリヂストンが「A」評価を獲得し、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に認定されるのはこれで5回目となる。
同社グループは、2030年に向けて同社グループが排出するCO2総量の50%削減(2011年対比)を目指すと共に、商品・サービスのライフサイクル、バリューチェーン全体を通じて、同社の生産活動で排出するCO2排出量の5倍以上の削減(2020年対比)に貢献していくことを目指している。
原材料調達段階においては、2021年に「グローバルサステナブル調達ポリシー」を改訂し、その中でカーボンニュートラルなサプライチェーンの構築に向け、CO2排出削減に関する遵守事項・期待項目を盛り込むなど、同社グループサプライヤーとともに、更なる持続可能な調達活動と競争力の向上に取り組む。また、第三者評価機関であるEcoVadis(エコバディス)社による環境・社会・ガバナンス(ESG)に関するアセスメントを通じて、サプライヤーの活動状況の把握や改善を継続的に図っており、今回はそれらの取り組みが評価されたものとしている。