なお、発表会当日は、東京都内の一般道で報道関係者限定の試乗会も行われた。
記者もライカー900に試乗したが、低回転から力強いエンジンにより信号からの発進もスムーズで、逆にアクセルコントロールに気を配らないと、思った以上に加速してしまうほどである。
ハンドルに装備されたウインカーなど、スイッチ類は通常のオートバイと同様で、操作もさほど難しくない。だが、コーナリングでは、車体を傾けるバイクと違いハンドルを切って曲がる必要があることと、制動がフットブレーキのみであることには多少慣れが必要だ。
ただし、そのあたりは駐車場など安全な場所で5分も乗れば慣れるので、初心者でもすぐに乗りこなすことができるだろう。
国内における3輪バイクは、他にもハーレーダビッドソンがトライクをラインアップ。また、国産車ではヤマハ発動機がトリシティ155&125やNIKENシリーズを販売している。
ヤマハ NIKEN GT(ヤマハ発動機 広報サイトより)
いずれも2輪車のような転倒のリスクがないなどで、徐々にユーザーを増やしているカテゴリーだけに、カンナム新製品のライカーに対し、市場が今後どう反応していくのか興味深い。