ブリヂストン欧州グループ会社のブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー(Bridgestone Europe NV/SA)は12月20日、ロシア事業をロシアの投資会社「S8キャピタル社」へ譲渡した。当該案件は、既に関係当局の承認を取得済み。譲渡の対象には、乗用車用タイヤ工場(在:ウリヤノフスク)と販売会社(在:モスクワ)を含む。
ブリヂストンは、1998年にロシアで本格的に事業を開始したが、2022年3月にロシアに於ける全生産活動を停止していた。なお、同譲渡の一環として、約1,000名の従業員が譲渡先に移籍する。
従業員に対してブリヂストンは、2022年3月のロシア国内での生産停止及びロシア向けタイヤ輸出停止の発表以降も現在に至るまで、給与の支払いや福利厚生の提供を続けてきた。
これは同社の企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment(ブリヂストンイーエイトコミットメント)」を軸に、従業員の長年に亘るロシア事業への貢献に深く感謝し支援してきたもの。なお同事業譲渡による年間業績予想に与える影響は軽微としている。