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2018年9月10日【アフター市場】

ボッシュ、ADASエーミング作業ツールを整備工場に販売

NEXT MOBILITY編集部

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ボッシュは、9月10日、自動ブレーキ、オートパーキングシステムなどのADAS(先進運転支援システム)を搭載した自動車の補正整備(以下、エーミング)を、正確かつ効率的に行うためのツール、ADAS エーミングツール「SCT415・P アシストポール」、 「ターゲットボード」を10月1日より発売開始すると発表した。

 

 

エーミングとは、ADAS搭載車の整備等を行う際に、車載カメラやレーダ、センサー類等を調整・校正する作業のこと。

 

この作業をきちんと行わないと、システムが正常に作動せず、システム自体のパフォーマンス低下や制御の停止に繋がる危険性がある。

 

 

従来、ADAS搭載車のエーミング作業は、主にカーディーラーで行っていた。

一方で、国土交通省の調べによると、新型車へのADAS搭載率は2016年現在で約66%に達しており(下図参照)、今後もこの割合は増えることが予想される。

 

 

その意味で、今後は一般整備工場でもエーミング作業に対応する必要性は年々増える一方だといえる。

 

 

そんな背景の中、今回ボッシュが販売開始するのは、

 

「SCT415・P アシストポール」

 

「ターゲットボード」

 

 

これらは、いずれも車の修理や整備の際、ADASのエーミング作業を正確かつ効率的に行うためには必須のツールだ。

 

 

特徴は、まずレーザー光を使って補正作業に必要なターゲットボードの正確な位置決めに要する時間を最大4分の1に短縮。

 

また、高い汎用性により輸入車・国産車問わず幅広い車種、システムに対応が可能で、今後発売される新車種や新システムへの拡張も可能とする。

 

 

さらに、ボッシュでは、ツールだけでなく、一般整備工場向けに、正確にエーミング作業を行うためのトレーニングや、一定の作業精度を保つための環境整備の監査・測量を定期的に提供。一般整備工場の抱える不安や疑問をトータルでサポートする。

 

 

一般整備工場のエーミング作業への対応は、整備や修理を依頼できる業者が増えることになるため、消費者側にもメリットは大きい。

 

同ツールの普及に注目したい。

 

 

【製品情報】
SCT415 ・P アシストポール
発売日:2018年10月1日
参考価格:87万円(税抜き)
販売元:ボッシュ代理店

 

 

ターゲットボード
発売日:2018年10月1日
参考価格:4万円~14万円(税抜き)
販売元:ボッシュ代理店

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。