また、2018年4月に発表した、新型のディーゼル技術もクローズアップ。
これは、2017年から欧州で開始されたNOx排出量に関する新規制値「1km走行あたりのNOx排出量168mg以下」を大きくクリアする「1km走行あたり13mg」を実現したもの。
欧州では、さらに2020年までに「1km走行あたり168mg以下」に抑える規制強化がなされる予定で、「ディーゼルエンジンは終わった」との声もあるほど。
それに対し、同社では、AIを活用する新技術により、大幅なNOx排出量の低減を実現。EV(電動自動車)への注目が集まる最近の潮流の中で、「内燃機関」が存続できる可能性を示したといえる。
モビリティ以外では、IoT活用によるインダストリー4.0の取り組みを紹介。
製造機器をリアルタイムでモニタリングし、予知保全を可能にするソリューション「PPM(Production Performance Manager)」を同社の栃木工場に導入。自動車用横滑り防止装置ESPの加工機の故障を予知することで、同社試算で年間約580万円の損害を防ぐことができたという。
また、スマート農業ソリューションとして開発したハウス栽培作物向け病害予測サービス「Plantect」は、2018年8月の発売開始から順調に市場シェアを拡大していることにも言及。
現在までに、約2000台のセンサ等デバイスを出荷していることも発表された。
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