ビー・エム・ダブリューは10月28日、プレミアム・ミドル・クラスのBMW X3およびBMW X4をベースにしたMモデルを発売した。納車は、来年春以降を予定している。
BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルである。
今回発表のBMW X3 MおよびBMW X4 MはMハイ・パフォーマンス・モデルに、BMW X3 M40i、BMW X3 M40dおよびBMW X4 M40iは、Mパフォーマンス・モデルに位置付けられる。
BMW X3 M CompetitionおよびBMW X4 M Competitionには、最高出力510 PS(375kW)/ 6,250rpm、最大トルク620Nm/2,750-5,450rpmを発揮する直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.8秒を実現。圧力損失を最小限にし、流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化し高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を、余すことなく採用した。
ボディ含め、ドライブ・トレーンを構成する各種パーツには、アルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能を高め、さらに、アダプティブMサスペンションを標準装備することで、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現している。よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキ・ディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンド・ブレーキを標準装備。トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを採用し、サーキット走行から、快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。
また、安全機能・運転支援システムにおいても、最新世代へと進化。高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備となり、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。
コネクティビティにおいては、「オーケー、 BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能であるほか、Apple CarPlayへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性を大幅に高めている。
■メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW X3 M40i:¥8,830,000
BMW X3 M40d:¥9,020,000
BMW X3 M Competition:¥13,110,000
BMW X4 M40i:¥9,200,000
BMW X4 M Competition:¥13,380,000