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2023年4月3日【新型車】

BMW、「新型X5(一部改良)」の販売を開始

坂上 賢治

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ビー・エム・ダブリューは4月3日、同社がSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と銘打つミドル・セグメントSUV「BMW X5(エックスファイブ)」の一部改良モデルを、全国のBMW正規ディーラーを介して販売する。納車は7月からを予定している。

 

BMW X5は1999年に初代モデルが誕生している。今回発表の新型BMW X5は、2019年発売の第4世代モデルをベースに、エクステリアとインテリア・デザインにモダンさを加えた。

 

車種ラインアップには、プラグイン・ハイブリッド・モデル「BMW X5 xDrive50e(エックスドライブゴーマルイー)」と、ふたつのMモデルを用意。

 

 

その1つはサーキットでの本格的な走行を可能にすると謳う「BMW X5 M Competition(エム・コンペティション)」、もう1つはサーキットで培われた技術により走行性能を高めた「BMW X5 M60i xDrive(エムロクマルアイ・エックスドライブ)」となっている。

 

 

エクステリアデザインは、上級モデルさを押し出した存在感と佇まいを強調。ヘッドライトにBMW初採用の矢印型デイ・ライト機能を有したLEDヘッドライトを採用。

 

 

フロント・バンパーは大型化させ、プラグイン・ハイブリッド・モデルは暗闇で光を放つ存アイコニック・グロー・キドニー・グリルとして夜間時の存在感を強調している。

 

 

インテリアでは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイを採用した。

 

 

搭載するパワー・トレインは、BMW X5 xDrive50eが最高出力313PS(230kW)/5,000rpm、最大トルク450Nm/1,750-4,700rpmを発揮する3.0L直列6気筒ガソリン・エンジンに最高出力197PS(145kW)、最大トルク280Nmを発揮するモーターを組み合わせ、システム・トータルで最高出力489PS(360kW)、システム・トータル最大トルク700Nm(システム出力はいずれの数値もヨーロッパ仕様値)を達成した。

 

電気モーターのみの走行は最高速度140 km/hまで可能で、一充電あたりの航続距離は約100km、搭載している蓄電池は容量29.5kWhのリチウム・イオン・バッテリーを搭載した。

 

 

Mパフォーマンス・モデルのBMW X5 M60i xDriveは、4.4L V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせてシステム・トータル最高出力530PS(390kW)、システム・トータル最大トルク750Nmを発揮(システム出力はいずれの数値もヨーロッパ仕様値)。これを8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッションで操作する。

 

 

Mハイ・パフォーマンス・モデルBMW X5 M Competitionは、4.4L V型8気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力625PS(460kW)、システム・トータル最大トルク750Nmを発揮(システム出力はいずれの数値もヨーロッパ仕様値)。これに8速Mステップトロニック・トランスミッションが搭載される。

 

主な車両諸元は以下の通り
BMW X5 xDrive50e
全長4,930mm、全幅2,005mm、全高1,755mm、ホイールベース2,975mm、車両重量2,500kg、車両総重量2,775kg、排気量2,997cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力313PS(230kW)/5,000rpm、最大トルク450Nm/1,750-4,700rpm、リチウムイオン・バッテリー容量29.5kWh、電気モーター出力197PS(145kW)、電気モーター・トルク280Nm、システム・トータル最高出力489PS(360kW)、システム・トータル最大トルク700Nm

 

BMW X5 M60i xDrive
全長4,930mm、全幅2,005mm、全高1,765mm、ホイールベース2,975mm、車両重量2,390kg、車両総重量2,665kg、排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力530PS(390kW)/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、電気モーター出力12PS(9kW)、電気モーター・トルク200Nm、システム・トータル最高出力530PS(390kW)、システム・トータル最大トルク750Nm

 

BMW X5 M Competition
全長4,940mm、全幅2,015mm、全高1,750mm、ホイールベース2,970mm、車両重量2,340kg、車両総重量2,615kg、排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力625PS(460kW)/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、電気モーター出力12PS(9kW)、電気モーター・トルク200Nm、システム・トータル最高出力625PS(460kW)、システム・トータル最大トルク750Nm

 

 

メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW X5 xDrive50e M Sport:¥ 12,600,000-
BMW X5 M60i xDrive:¥ 15,200,000-
BMW X5 M Competition:¥ 19,720,000-

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。