ベントレーモーターズは5月20日、新たなウルトラ パフォーマンス ハイブリッド パワートレインを搭載した第4世代目の新型コンチネンタルGTを6月に発表予定であると発表した。
最高出力782PS、最大トルク1000Nm、80kmの電気のみの航続距離、50g/km以下のCO2排出量(WLPT)を実現する新型コンチネンタルGTは、ベントレーにとって大きな前進になるという。
新型コンチネンタルGTは、105年のベントレーの歴史の中で最もパワフルで、最もダイナミックな性能を持つロードカーになるだけでなく、すべてのベントレーの代名詞であるハンドクラフトの贅沢さや、選りすぐりの素材の活用はそのままにしつつも、最もサステナブルなモデルになるとしている。
搭載される機構は、トルクベクタリング機能付きアクティブAWD、AWS、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル、48V電動アクティブアンチロールコントロール、新型デュアルバルブダンパーなどを搭載しており、新世代のシャシーテクノロジー。ベントレーの伝統が融合したクルマであると謳っている。
2002年に発表されたコンチネンタルGTは、ベントレー再生の幕開けとなったモデルで、販売台数を10倍に伸ばし、伝統のベントレーの歴史を再定義する切っ掛けとなった。
そんなコンチネンタルGTの開発理念は、常に世界最速の4シーターカーであること。それはラグジュアリーグランドツアラーのコンセプトを打ち出した1952年のRタイプコンチネンタルに由来している。
従ってコンチネンタルGTは、パワーライン、盛り上がったリアフェンダー、そしてゆるやかに傾斜したルーフラインという、3つの重要なデザインラインを踏襲し続けている。
また、この20年間、コンチネンタルGTはスピード記録を更新し、世界中の選手権や耐久レースで勝利を収めてきており、コンチネンタルGTは、ベントレーにとってベンテイガに次ぐ2番目の人気モデルとなっている。
結果、今やベントレーの販売台数の3台に1台がコンチネンタルGTとなっている。そんな現行モデルは、来年初めに英国クルーにあるベントレーのドリームファクトリーで10万台目のグランドツアラーモデルが手作業で生産される予定となっている。