ベントレーモーターズは12月10日、英国の新しいエンジニアリングテストセンターが業務を開始したことを発表した。
このテストセンターでは、最高のグローバル基準による排出ガス、燃費、航続距離のテストが可能になるという。2022年半ばまでに世界のすべての排出ガス基準の試験ができるよう作業を進めている。
2階建て、4,600平方メートルのこの施設には、773平方メートルのオフィススペースと、1,550平方メートルの温度調節機能付きシャシーダイナモメーターが設置されている。
ローリングロードでは、エンジニアがさまざまな勾配の坂道をシミュレートし、内燃エンジン車の排気ガスや、ハイブリッド車および将来の電気自動車の電気エネルギー消費量を測定することが可能。実世界のシミュレーションは、-20℃から+50℃までの幅広い温度範囲で行うことができる。
すべてのベントレー製品のコンプライアンスに責任を持つベントレーの技術適合部門は、この新しいセンターに拠点を置き、また、最新のポータブル排出ガス測定システムを使用してリアルドライビングエミッション(RDE)を実施する専用ラボも設置される。新施設には、合計で100名の社員が勤務する予定だとしている。