10月4日にはシンガポールで同国サービス展開に携わった企業を表彰した
第19期の決算を発表、主力商品である中古車輸出台数は対前年比6%増
中古車輸出を主力とするビィ・フォアードは10月31日、第19期(2021年7月~2022年6月)の決算で売上高814億8822万円(前年実績562億4587万円)の過去最高値を発表した。
2021年度は、資源価格の上昇、2月・3月のロシアによるウクライナ侵攻、船・コンテナ不足による船枠の減少などで、輸出台数を前年から大きく伸ばす事が困難な面もあったが、ドル高円安が続いた事、新車生産遅延による中古車人気で中古車輸出の需要は伸び続けた事などで、前年から引き続き経常利益が改善。同社の主力商品である中古車輸出台数は、対前年比6%増の13万3370台となった。
また中古車・オートパーツの越境ECサイト「BE FORWARD Marketplace(2020年7月開始)」は、国内・海外共にサプライヤーが増加、商品掲載数が過去1年間で5万台以上増加して、現在では20万台を超える中古車が掲載されている。
一方、日本国内では、大手中古車在庫共有サービスとの連携が新たに加わり販売台数前年比180%を記録。海外でも各国のマーケティングを強化した。例えばUAEでは、前年比販売台数140%増。タイでは既存サプライヤーが持つ国内販売車両の掲載も始めた事により、前年比販売台数380%となった。
今後は、メインの仕入れ国となる韓国・シンガポールへ出向き、現地サプライヤーとの連携を深め、加えて韓国・ UAEでは商品の多角化に努めていく構えだという。
ビィ・フォアード、山川博功 代表取締役
なお中古オートパーツの販売は、全国規模のパーツ組合と業務提携を行った事によりサイトへの掲載点数は350万点に。先進国からも注文数が増加した事に加え、自社コンテナ便の販売を再開した事で売上高が前年比160%を超えた。
同社では「2021年8月に本社を六本木ヒルズに移転した後も、引き続きテレワークをメインに社員が働き方を選択できる制度を取り入れた事で、社内でコロナ感染が広がる事や自宅隔離などによる業務への影響は抑えられました。
お取引先や社員とコミュニケ—ションが取れる事で、円滑に業務を進められていると実感しています。今後も業務改善を引き続き行い、時代の変化に迅速に適応していく事で事業拡大を目指します」と話している。
<会社概要/2022年6月末現在>
会社名: 株式会社ビィ・フォアード (英語表記:BE FORWARD CO.,LTD.)
設立: 2004年(平成16年)3月10日
資本金: 1000万円
代表者: 代表取締役 山川 博功
所在地: 〒106-6137東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー37階
従業員数:国内219名
事業内容:中古自動車の販売及び輸出入
自動車用部品の販売及び輸出入
ECサイトの運営
その他
業績: 売上高814億円(2021年度)
中古車輸出台数 133,370台(2021年度)
HP:https://corporate.beforward.jp/company/
ECサイト:https://www.beforward.jp/
アフリカビジネス:https://africabusiness.beforward.jp/
海外輸送サービス:https://corporate.beforward.jp/pochilogi/
BE FORWARD FACTORY:https://corporate.beforward.jp/factory/