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2020年9月28日【テクノロジー】

AZAPA、超小型FCVコンセプトカーを北京で世界初公開

NEXT MOBILITY編集部

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エンジニアリング会社のAZAPAは、9月26日(土)から10月5日(月)まで、中国北京で開催される「Auto China 2020(北京モーターショー)」で、超小型燃料電池車(FCV)のコンセプトカー「AZAPA-FDS Concept(以下、FDSコンセプト/※1)」を世界初公開し、また新たなプロダクトマークを発表した。

 

FDSコンセプトは、来年度中の市販化を目指す2人乗り超小型燃料電池車(FCV)のコンセプトカー。市販前提の超小型モビリティとしては、世界初の燃料電池車になると云う。

AZAPA・ロゴ

日常の移動の自由を支える超小型モビリティ

 

FDSコンセプトは、誰もが移動の自由を持ち続け、活き活きとした豊かな生活を支えるモビリティを提供したい、同時に消費エネルギーやスペース、騒音など社会への負荷が小さな次世代モビリティが広がることによって、より良い社会づくりに貢献したいという想いから企画。日常の近距離移動を想定して開発され、コンパクトで扱いやすく、1回の水素充填で約100kmの走行が可能なため、気軽に利用できると云う。

 

またAZAPAでは、FDSコンセプトのバッテリーEV仕様も開発。これらの普及に向け、協力企業とFDSコンソーシアムも設置し、今後、その利活用や開発/生産の課題解決に向けた研究を行っていく。

 

更に、水素社会への転換を推進するため、協力会社とマイクログリッド(※2)の設置推進に向けた水素コンソーシアムの設立を予定。これにより水素インフラの普及とその利活用を同時に進めていきたいとしている。

 

 

 

■スペック(mm):全長:2,490/全幅:1,295/全高:1,250/ホイールベース:1,800

 

 

※1)FDS:アッパーボディとアンダーボディ(P/F)をモジュール構造化したものを意味する「Flexible Decomposition Structure」と、各機能ごとのシステムをモジュール化したものを意味する「Function Domain System」、2つの意味がある。

※2)マイクログリッド:大規模発電所の電力供給に頼らず、コミュニティでエネルギー供給源と消費施設を持ち地産地消を目指す、小規模なエネルギーネットワーク。

 

 

新しいプロダクトマーク

 

AZAPAはまた、今回の北京モーターショーにおいて、新たなプロダクトマークを発表。このマークは、コーポレートマーク(CIマーク)とは別に設定されたもので、AZAPAのAをモチーフに、重点取組み領域としている「エネルギー領域」「モビリティ領域」「コミュニケーション領域」の3つを表現。今後、自社開発製品で使用されると云う。

 

 

なお、FDSコンセプトおよび新プロダクトマークのデザインは、AZAPAデザインセンターの根津孝太センター長によるもの。「FDSコンセプト」のデザインは、これからの社会を見据えたときに「次世代の当たり前」になって欲しいと思う、同社の革新的技術を体現。使用時のみならず、製造時も鑑みて、これまでにないフォーマットで構成されていると云う。

 

 

 

 

[問い合わせ先]

 

AZAPA株式会社

電話:052-221-7350
担当部署:電子制御カンパニー(宍戸)
メール:azp-sales@azapa.co.jp

 

 

■AZAPA:https://azapa.co.jp
■(AZAPA)FDS特設サイト:https://www.azapa.co.jp/topics/20200924/2353/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。