アクサルタは1月14日、第68回目の世界自動車人気色調査報告書を発表。最も多く見られる自動車塗色が、ホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(15%)であること、グレーは、世界全体で2ポイント上昇し、過去10年間で最も高い値になったことを明らかにした。
ホワイトは、過去3年間、世界市場全体の38%と安定しており、世界全体では10年連続で最も購入頻度の高い自動車塗色となった。シルバーは、すべての地域で減少動向が続いており、人気は9%と1桁にとどまっている。ブラックは、前年から安定しており、高級車での人気が依然高い状況にある。
アクサルタの「世界自動車人気色調査報告書」は、消費者向け自動車が生産されているすべての国のデータに基づいており、自動車メーカーが世界全体や特定の市場のトレンドやパターンを観察できるように、詳細な生産データを提供している。
アクサルタのナンシー・ロックハート(グローバル・プロダクト・マネージャー)は、次のように説明している。「この報告書に反映されている消費者の購買動向は、弊社の将来に向けた革新的な塗色開発の原動力になっています。このデータを弊社のお客様と共有し、業界をリードする弊社のカラー技術、市場との深いかかわり、トレンドデータを結集して、お客様との協力のもとダイナミックな塗色を実現できることを嬉しく思います。」
アクサルタは、自動車産業で使用される塗料の色に関する報告書を1953年から発表、現在でもカラートレンドの報告書の発表を続けている。また、アクサルタが毎年発表しているカラートレンド予測では、さまざまな色の予測を報告している。
■アクサルタの年次世界自動車人気色調査報告書
https://filecache.mediaroom.com/mr5mr_axaltacoatingsystems/177387/2019AxaltaColorPopularityReport.pdf
■過去の報告書
https://www.axalta.com/corporate/en_US/about-axalta/color.html