日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは、「NV100クリッパー リオ」をベースにしたライフケアビークル(LV/*1)「チェアキャブ」の仕様を一部変更し、8月6日から日産の販売会社を通じて全国一斉に発売する。
全国希望小売価格(消費税は非課税)は、201万2,000円から。
NV100クリッパー リオ「チェアキャブ」は、車両後部から車いすのまま車内に乗り込めるように、操作が簡単な手動式のスロープと、車いすの乗り降りを手助けする電動ウインチを装備した福祉車両。
分割可倒式のリヤシートや広い室内空間に加え、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止アシスト(*2)」などの安全機能も装備している。
今回の一部仕様向上では、上記安全装備に加え「LDW(車線逸脱警報)」、「インテリジェント DA(ふらつき警報)」、「先行車発進お知らせ」、「ハイビームアシスト」、「オートライトシステム」を全車標準装備とし、更なる安全性を向上させた。
[主な特長]
■フレキシブルにアレンジ可能なリヤシート
使用シーンに合わせて完全格納、または、一部格納が可能なリヤシートを採用。リヤスペースに乗車した車いすのすぐ横に介助者が座る場合は、リヤシートを1名分のみ展開し、車いすが乗車しながらも、通常の全シート使用時と同様に4名が乗車できる。
また、リヤシートをすべて折りたためば、大きなサイズの車いす乗車スペースの確保も可能。車いすが乗車しない場合、ベース車同様に4名が乗車できる。
■クラス(*3)トップレベルの広い室内空間
室内高1,410mmと大きな車いすでも余裕の頭上スペースを確保。 また軽自動車であり、かつ、リヤシートを備えながらも全長1,410mmまでの車いすが乗車可能であり、介護タクシー、介護事業者、一般家庭での介護などで使われるさまざまなサイズの車いすに対応している。
*1:日産自動車グループでは、福祉車両を「ライフケアビークル」 (LV:Life Care Vehicles)と呼んでいる。
*2:「チェアキャブ」では、前方のみの機能。
*3:軽キャブワゴンクラスの車いす仕様車(2019年7月日産調べ)。同製造事業者車種も同様。
<全国希望小売価格(消費税は非課税)>
■NV100クリッパー リオ「チェアキャブ」:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV100CLIPPERRIO/SLOPETYP/